本文へ移動

2018年バックナンバー

雑記帳

フジテレビの替玉

 フジテレビの情報番組「直撃LIVEグッディ!」が、ビートたけし氏の独立問題で、平成30年4月5日「オフィス北野の現役社員」と名乗る男性のインタビューを放送しました。

 

 顔を出さず、声も変えていて、どこの誰かわからない人間とのインタビューです。

 

 オフィス北野の森昌行社長(65)から「偽者だ」と猛抗議を受ける騒動が起きましたたね。

 

 フジテレビは、平成30年4月6日、「きのう放送した、たけしさん独立報道に関するニュースの中で、オフィス北野の現役社員として男性のインタビューを放送しました」「オフィス北野からご指摘を受け、正式に確認したところこの男性はオフィス北野の現役社員、OB社員ではありませんでした」と事実誤認を認めたうえ、「訂正いたしますとともに関係者と視聴者の皆さんに謝罪いたします。以後、再発防止に努めます。申し訳ございませんでした」と内容を訂正し、謝罪しました。

 

 産経新聞・平成28年6月28日・NHK、匿名インタビュー減少傾向に
 

---引用開始---

 

 NHKは、報道番組「クローズアップ現代」でやらせが指摘された問題を受け、昨年5月から取り組んでいる再発防止策の実施状況を公表した。匿名インタビューの放送前に必要性などを確認するチェックシートは、1年間で計447回、使用された。昨年5~11月の使用が270回だったのに対し、同12月~今年5月は177件と減少。匿名インタビュー自体の放送が減りつつあり、NHKは「匿名インタビューの必要性をより厳密に扱うようになった」としている。

 

---引用終了---

 

 フジテレビウィークリー・平成26年7月5日・テレビのインタビューは「顔出し」か「顔なし」かについて検証
 

---引用開始---

 

 先月9日、BPOは放送人権委員長談話を公表し、「顔出しインタビューを原則とするべき」とテレビ局に要望した。

 

 これに対し様々な声が上がり議論を呼んでいる。視聴者、テレビ制作者、BPOに取材し検証した。街の人々にテレビのインタビュー取材を受ける事について聞くと、積極的に顔出しで応じると答えた人がいる一方で、場合によっては(事件、プライベート、政治関係などのインタビュー)顔を出したくないという人もいた。

 

 そして「反響・反応が怖い」「家族への影響を恐れる」「ネットで切り取られて拡散するのが嫌」などとインタビュー取材の影響を懸念する声があった。

 

 BPOでもその傾向を捉えていた。また街の人に顔なしインタビューを見てどう思うか聞くと「怪しく思ってしまう」「どこまで真実なのか」と不信感を抱く人も多く見られた。

 その一方で、談話ではプライバシーなどの保護は徹底するよう求めている。

 

 では、実際にテレビ番組を作っている制作者はどう考えているのか、報道局社会部のデスクは「実名報道が基本。一方、取材に答えたことで危害が加えられることなどが想定される場合は必ず相手の意向を確認し、危険性の説明もする。そして実名報道の重要性も説明する。その上で実名報道か匿名報道か判断する」という。

 

 さらに、最近増えている傾向として「意向を確認する前に顔や名前は勘弁してほしいというケースが非常に多い。しかし、その人でしか知りえないことは匿名でも重い証言だから、取材して放送することはある。」と答えた。

 

 さらに、個人の内面まで描くドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」のプロデューサーは「人間の心の動きを画面に映し出すことを大切にしているので、人の顔の表情が大切。取材対象者には時間をかけて、テーマやメッセージの説明をして理解してもらう。

 一方で、リスクが取材対象者の想像を超えることもあるので、責任が重大だと思うし、十分に配慮する」と答えた。

 

 BPO談話では「テレビが顔出しを率先することで、行き過ぎた社会の匿名化に注意を促すことができる」とも指摘。

 

 これに対し、記者経験がある中央大学の松野良一教授は「社会の匿名性が進んできたのはネット時代になって、防衛手段として人々は顔なしでインタビューに答えだした。テレビ局がどんどん顔出しインタビューを進めれば、社会の匿名性がなくなるかというと違うと思う」と答えた。

 

 今回の談話には、テレビ局だけでなく、一般の人にも問題意識を持って欲しいと言う意図があると言う。BPO人権委員会の三宅委員長は「議論を湧き立たせて、自分たちの社会がどこまで情報が自由に流れて、どこまで名誉、プライバシーが保護されるのかという事を取材対象者、見る側、取材・放送する側、皆がこの談話をベースによく考えてもらいたい」と話した。

 

 コメンテーターの批評家宇野常寛氏は「昔だったらテレビだから仕方がないということが、今は通用しなくなっている。編集権をテレビが持っているからとふんぞり返ってきたことに対して、ネットを中心に不満がたまっていると思う。なので、テレビが視聴者にどう信用されるのかということに対して根本的に改めていかないと、こういう問題が小さいところで次々に出てくるのではないか」とコメントした。

 

---引用終了---

 

 本来、顔を出さず、声も変えていて、どこの誰かわからない人間とのインタビューは、回答者に危害が及ぶ明白な恐れがあるなど、やむを得ない場合に限られるべきでしょう。

 というか、アナウンサーが「関係者は○○○と述べています」と淡々と報道すべきかと思います。

 本来、顔を出さず、声も変えていて、どこの誰かわからない人間とのインタビューは、印象が強すぎ、誤りである場合には取返しのつかないことになります。

 また、フジテレビのように、露骨な「やらせ」があります。

 

 なお、 日テレ・平成27年7月15日「スッキリ!!」に別人出演させた弁護士を懲戒処分
 

---引用終了---

 

 テレビ番組に架空の詐欺被害者を出演させたとして、第二東京弁護士会は15日、同会所属の奥野剛弁護士(32)を業務停止2月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同会によると、奧野弁護士は日本テレビの情報番組「スッキリ!!」で、出会い系サイトの詐欺事件を扱った平成24年2月と6月の番組で、架空の詐欺被害者2人を出演させた。奥野弁護士も出演し、約3万円を受け取っていたという。

 

 テレビ局関係者から詐欺被害者の紹介の依頼を受けた奥野弁護士は見つからなかったため、当時勤務していた事務所の従業員2人を出演させた。事務所とつながりがあった広告代理店からのアドバイスだったという。

 

 その後、問題が発覚し、日テレは25年7月に謝罪。弁護士会は同年9月に懲戒請求していた。

 

---引用終了---

 

 このような弁護士の非違行為もあります。

 

TOPへ戻る