2018年バックナンバー
雑記帳
自宅で最期「かなう」2割
民間シンクタンク「日本医療政策機構」が、インターネット調査結果をした結果、自宅で最期を迎えられると考えている人は23%という調査結果をまとめました。
日本医療政策が、平成29年11月、成年男女1000人を対象に、今の住環境や家族などを考えた場合に自分が自宅で最期を迎えることが可能か尋ねたところ、「分からない」が過半数の52%を占め、「可能」とした23%を大きく上回わりました。
年代別では、一般的に介護に当たる人が急激に増えるとされる50代で「分からない」が61%と高かったそうです。
現実はどうでしょう。
内閣府の平成24度調査では55%の人が最期を迎える場所に自宅を望んでいますが、統計の関係で年度の異なる平成28年に自宅で亡くなった人は死亡全体の13%にすぎませんでした。
現実に、自宅で死を迎えるのは難しいですね。
病院は、終末期患者を長期間入院させておくと経営上厳しいですが、かといって、自宅で終末期の患者をみる体制が整っているのかどうか疑問です。
終末期の人が、施設から在宅に移転するということも難しいですね。
やはり、施設にて看護を受けていても、症状が悪化すれば病院に入院せざるをえません。
今は、自宅で死を迎えられるというのは、1割強の幸運な人くらいということになります。