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2018年バックナンバー

雑記帳

仮名

 たとえば、自分の本名が名乗りにくい場合があったとします。

 

 人が、仮名を名乗ろうとするとき、結構「パターン化」されていることが多いようです。

 

 まず、ラブホテルなどのように、どんな名前が書いてあっても全く問題がないとします。

 

 通常「旬」のカップル名が多いそうです。

 女性が「綾瀬はるか」、男性が「小栗旬」と記載するか、男性が双方の名前を記載するというパターンとなるのでしょうか。

 

 私が司法修習生のとき、捜査記録の宿帳に「郷ひろみ」「山口百恵」が複数記載されているのを見たことがあります。

 

 ほかに「山田太郎」と「山田花子」という銀行や市区村役場に記載例として書かれている名前も結構あるそうです。ただ、「山田太郎」さんは、結構おられます。

 

 ちなみに、私の住む西宮市の各種届出書の記載例は「西野宮子」となっています。

 

 あと、もっともらしい名前を書く必要に迫られたとします。

 

 私の場合を例にあげるなら、姓の「西野」をひっくり返して「東山」にしたり、母親の旧姓にしたりというパターンが多いです。ちなみに、もう一代遡って、祖母2人の旧姓でいいかもしれません。

 

 「佳樹」は、ひっくり返せませんし、その必要もありません。通常は、「太郎」「二郎」と、どこかの国の政治家の名前を書いておけば間違いありません。

 

 女性は、姓のパターンは同じで、自分の旧姓か、母親の旧姓を利用することが多いようですし、名前は、昔は「子」をつけておけば間違いなかったのでしょうが、最近は、そう簡単にはいきません。

 

 どうも、いくら「ランダム」な仮名にしようとしても、潜在的に「自分であることを記録しておきたい」という無意識の力が働くそうです。

 

 意外かもしれませんが、同性の友人の名前を記載する例は、あまりないようです。
 何かトラブルがあったとき、迷惑がかかるということを心配するという意識が働くのかもしれません。

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