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2018年バックナンバー

雑記帳

アメリカ国務省・北朝鮮の「相応の措置」要求に「非核化が先」

  アメリカ政府は、平成30年9月20日、南北首脳が「平壌共同宣言」で寧辺核施設永久廃棄の条件に掲げた「アメリカ国の相応の措置」について「(北朝鮮の)非核化が最初だ」とし「先に非核化」という立場を強調しました。

 

  アメリカ国務省のナウアート報道官は、平成30年9月20日の記者会見で、「『相応の措置』をとる用意はあるのか」という質問に対し、「ムン・ジェイン大統領が以前に述べたように非核化がない状態ではいかなることも実現しない。非核化が先になければいけない」と述べました。

 

  「アメリカ国とIAEAの査察」については、「核解体(dismantlement)状況がある場合、IAEA視察団が(参加者の)一部になるのは正常な過程」とし「私たちは(そのことについて)北朝鮮政府と対話してきたし、それは相互間の理解(mutual understanding)」と述べました。

 

  アメリカ政府は北朝鮮に対する制裁を緩和する考えがないことも明確にしました。

 

 ナウアート報道官はこの日、「対北朝鮮制裁は続くべきか」という質問に「それは疑問の余地がない」と答えました。

 

 当然のことですね。

 

 南北首脳の「平壌共同宣言」は、日米が最重要視している、「北朝鮮の長距離弾道弾の開発・保有」「北朝鮮の核兵器の開発・保有」「日米に対する核ミサイルによる恫喝」に対しては何の進展もなく、制裁を邪魔しただけですのことです。

 

 国連も認めている経済制裁という圧倒的なカードがアメリカにある以上(そして、北朝鮮が経済制裁に苦しめられている以上)、時間はアメリカの味方にしかならないと思います。

 

 それにしても、韓国のムン・ジェイン大統領は、お利口さんではありません。

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