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雑記帳
「G7で唯一の有色人種」 麻生太郎副総理兼財務相
麻生太郎副総理兼財務相は、平成30年9月5日、講演会で「G7(先進7カ国)の国の中でわれわれは唯一の有色人種であり、アジア人で出ているのは日本だけ」と述べました。
G7は先進7か国首脳会議(サミット)の略で、1975年の発足時には、アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリスの5か国でG5でしたが、1986年からイタリアとカナダが加わりG7に拡大されています。
イタリアは、ドイツの国連常任理事国入りに強硬に反対している国で、ドイツ、フランス、イギリスが加入しているのに、イタリアが加入していないのは不公平だとして割込んできたという経緯で、カナダは、アメリカが、イタリアが加入すると、ヨーロッパ4か国、アメリカ1国、日本だけになり、ヨーロッパに偏りすぎて不公平だと主張したため加入したという経緯があります。
アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダ、いずれも単一民族の国ではなく、多かれ少なかれ、さまざまな人種で構成されています。
確かに、アメリカのオバマ大統領は、黒人と白人の混血です。その他の大統領はすべて白人です。
ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダの首脳は現在のところすべて白人です。
アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダは、白人が中心となり先進国となったといえます。
有色人種(Colored)という言葉は最近使われません。
差別の趣旨を含むと言うことで、非白人(Non-white)という言葉が使われます。
麻生副総理も古いですね。
なお、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダの首脳が、日本は「G7(先進7カ国)の国の中で唯一の有色人種(非白人)である」と述べれば、政治的非難を受けるかも知れませんが、日本の首脳が、日本は「G7(先進7カ国)の国の中で唯一の有色人種(非白人)である」と述べても、差別という感じはしませんね。
非白人は、白人より劣ると考えるから、人種差別となります。
ただ「非白人は、白人より劣る」という考えを、日本はものの見事に打ち砕きました。日本がなければ、「非白人は、白人より劣る」と考える人がいたかも知れません。
明治維新以降、日本は経済的にも軍事的にも強国となりました。
また、第二次世界大戦の敗戦からも立ち直り、世界二位の経済大国に復興しました。
日本は、非白人国家でも、白人国家と対等、あるいは、それ以上の国家を建設できるという見本を示し、非白人国に「希望」を与えています。