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2018年バックナンバー

雑記帳

冷や飯

 平成30年9月19日の麻生副首相兼財務大臣の演説です。

 

 「今から12年前、初めてこの秋葉原で安倍晋三候補、谷垣禎一候補、麻生太郎、3人で総裁選挙をやらせていただいて以来、今日まで驚くなかれ、ここで8回総裁選、衆院選、参院選の応援をやらせていただきましたが、雨が降ったことは1回もない。そして、2人そろってここに出てきて、その選挙で負けたことは1回もありません。1回だけ、安倍晋三候補1人で来た東京都議選だけ負けた。2人そろって負けたことなどないのです。2人そろって雨が降ったこともない。秋葉原はこの安倍晋三候補にとっては極めて縁起のいい、大事な大事な場所です」

 

 「いよいよ、この総裁選も明日が投票日となりました。今、いろんなことが言われてますけど、皆さん思い出してください。安倍晋三候補の後を受けて、麻生太郎と福田康夫候補と2人で総裁選挙を争ったことがあります。麻生派は、たったの15人。15人よ。あとは全派閥福田候補だった。その時に、私どもは何と言ったか、今でも覚えてますよ。間違いなく、俺についてくる人は必ず冷や飯を食いますと。冷や飯食うことを覚悟でついてくる人だけ、一緒にお願いします。そう申し上げて付いてきたもらった人が安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明。そういった人たちに付いてきてもらって、われわれは間違いなく、その1年間、残り1年間全く無役で終わりました。いいじゃないですか」

 

 「冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい。冷や飯は冷や飯なりの食い方があるのだとそう申し上げて、明るく選挙をやらせてもらったと思っています。今、何となく冷やしておいて、いろいろな冷や飯を食わせるなとか何とかかんとか言っている人たちがいるみたいですけど、覚悟が足りないんだ覚悟が。冷や飯食うぐらいの覚悟を持って戦って当たり前でしょうが。そういう覚悟のない人に、われわれは間違いなくこの日本という国のかじ取りを任せるわけにはいかない。そう確信しています」

 

 「ぜひみなさん方のお力添えをいただいて、今回のこの選挙、この6年間の実績を見てもらって、6年前ここでやった選挙とは違う。あの寒い12月、応援していただいた方、今日もここに大勢お集まりですが、あのとき、今とこの6年間の違いを思い比べて、ぜひ、今回も前回同様、安倍晋三、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました」

 

 「冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい」という言い回しがいいですね。

 

 自民党は、派閥連合体ですから、党内の闘争は当たり前のことで、冷えてるとしても「飯を食える」のですから、追出されて野党に行くよりいいですね。自民党の看板を背負って戦えます。


 政治問題を抜きにして、「冷や飯を食う」というのは、どういう意味でしょうか。

 

 「冷や飯を食う」という言葉は、一家の跡継ぎである長男以外は軽視され、次男以下は、炊きたてのご飯を食べられず、冷めたご飯を食べさせられていたことに由来しています。つまり「冷遇される」ということです。

 

 もっとも、冷や飯は、焼きめし、チャーハン、ピラフ、オムライス、チキンライス、焼きおにぎり、リゾット、雑炊などに利用できます。
 お茶漬けに冷や飯を使うのはどうでしょうか。できれば、温かいご飯がおいしいように思います。

 

 今の炊飯器には、自動保温装置が付いていますから、 5時間くらいは、何の問題もなく食べられます。


 また、冷凍保存して、電子レンジで温めて食べれば、それほどまずくもありません。


 なお、日本人は、案外、炊きたてのご飯でなくても平気です。

 

 コンビニのおにぎりは、冷めています。
 それでも、何の違和感もなく食べていますね。

 

 弁当にしても、冷めたものでも平気です。
 駅弁は温めようがありません。
 コンビニで弁当を買うと、中国人やベトナム人の店員が「温めましょうか」と聞いてきますが、せっかくですから、温めてもらうという程度でしょう。

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