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2018年バックナンバー

雑記帳

中国との貿易協定阻止、日欧にも条項盛り込む可能性=アメリカ商務長官

 ロス・アメリカ商務長官は、平成30年10月5日、新たな米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に盛り込まれた中国との貿易協定締結を阻止する「毒薬条項(ポイズンピル)」について、アメリカが今後締結を見込む日本や欧州連合(EU)などとの貿易協定にも取り入れる可能性があるとの認識を示しました。

 

 ロス長官は、ロイター通信とのインタビューで、毒薬条項は中国の知的財産権侵害や助成金供与などの慣行を「正当化する」貿易協定の「抜け穴をふさぐ」ことが目的と説明しました。

 

 毒薬条項が、他国と将来締結する貿易協定にも盛り込まれる可能性はあるかとの質問には「状況を見守ろう」としつつも、USMCAが先例となり、他の貿易協定に盛り込むことは容易になるとし、条項が「貿易協定締結の必須要件になるとの考えが理解されることになるだろう」と語りました。

 

 中国・北京にて、平成30年11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて、首脳会議が開催されます。

 

 焦点となるのは、日本円と中国人民元スワップの扱いです。

 

 平成30年5月の日中首脳会談で安倍政権はスワップ協定の早期締結で合意しています。

 

 複数の政府関係者によると、従前、従来30億ドル程度(約3300億円)だった協定を大幅に増やして3兆円規模とする案が浮上してして、今回の財務対話で大枠合意し、早ければ10月とされる日中首脳会談での最終合意を目指しています。

 

 ただ、現在、アメリカと中国は、貿易戦争の真っ最中です。

 中国に肩入れするような日中スワップは締結されるのでしょうか。

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