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2019年バックナンバー

雑記帳

北朝鮮の通貨

 北朝鮮の通貨をご存知でしょうか。
 
 韓国と同じ「ウォン」です。漢字表記は現在しませんが「圓」です。 
 
 北朝鮮では、自国通貨の北朝鮮ウォンよりも、中国人民元や米ドルが幅広く利用されているそうです。
 自国通貨が信頼できないのでしょう。
 まあ、無茶苦茶な「デノミ」や、旧紙幣無効ということがありました。
  誰も政府を信じていないということですね。
 
 ただ、外貨の利用が増えれば、政府が経済政策を進めることがますます困難になるとされています。
 もう、実際「経済政策」どころではないでしょう。
 
 ちなみに、自国通貨をもたない国があります。
 
 リヒテンシュタインはスイスフランを、モナコはユーロ(昔は「フランスフラン」)を、バチカン市国はユーロ(昔は「リラ」)を使用しています。
 独自通貨を持つような規模の国ではありません。
 
  別の意味で自国通貨を利用しない国があります。
 
 パナマ(昔は「バルボア」)やエクアドル(昔は「スクレ」)は、現在、米ドルです。
 
 アメリカなら、古い紙幣は、回収されて、新しい紙幣にかわりますが、パナマやエクアドルの米ドル札は「ぼろぼろ」だそうです。
 アメリカの連邦準備銀行が、他国のために新札発行サービスはしませんし、マネーロンダリングの可能性がありますから、だれも交換してくれないということです。
 
 ハイパーインフレのジンバブエは、南アフリカのランドや米ドルが流通して、経済が少し正常になったといわれています。
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