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2019年バックナンバー

雑記帳

マンホールは差別語?

 マンホールは水道、下水道、ガス、電気、通信などの地下施設に通じる穴です。
 
 マンホール(manhole)は明治初期に伝わった英語です。
 つまり「人」+「穴」で、このことから「人が出入りする穴」という事を意味します。
 マンホールは、日本語で「人孔(じんこう)」と呼ばれます。
 
 明治初期には、先人が、外来語を漢字の熟語を作成しました。
 理系では「科学」「物理」「化学」「分子」「原子」「質量」「固体」「時間」「空間」「理論」「電話」などが和製漢語です。
 
 「人孔」も和製漢語でしたが、案外、流行らず「マンホール」が一般に用いられています。
 ただ、専門分野にかかわる人たちは、今でも「人孔」と一般的に用います。
 
 アメリカのカリフォルニア州バークレーの市議会は、これまで公的文書や口頭で広く使われてきたさまざまな単語について、性差による区別のない表現に置き換える条例を可決しました。
 
 この条例に従い、「マンホール(manhole)」は「メンテナンスホール(maintenance hole)」に変わるそうです。
 「man」が男性だからという理由です。
 
 「看護婦」を「看護師」にするくらいならともかく「そこまでやるか」という気がします。
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