本文へ移動

2019年バックナンバー

雑記帳

元大関の把瑠都、国会議員に エストニアと日本の交流へ尽力

 バルト3国のエストニアの選挙管理委員会は、平成31年3月の国会議員選挙(定数101)で、時点であった元大関把瑠都(バルト)のカイド・ホーベルソン氏(34)が、当選者辞退のための繰上げ当選が確定したと明らかにしました。
 
 把瑠都(バルト)ことホーベルソン氏は、平成31年3月3日、取材に「日本とエストニアの懸け橋となって両国の交流に尽力したい」と強調し、農家出身で、農産品の日本への輸出や農家の後継者問題など農業分野を中心に取り組んでいきたいと抱負を語ったそうです。
 
 把瑠都(バルト)ことホーベルソン氏は、平成25年に大相撲を引退、平成30年に母国エストニアに戻り、牧場や宿泊施設を経営しているそうです。
 
 皆さん、バルト3国とバルカン半島との区別はつきますでしょうか。後に記載する韓国の外務省職員よりも地理に詳しいですか。
 
 バルト(Baltic)3国は、エストニア、ラトビア、リトアニアで、バルト海に面しています。
 
 ソ連に併合されていましたが、独立運動をし、ソビエトと流血の惨事(リトアニア)を起こし平成3年(1991年)に独立しました。
 
 杉原千畝が、ナチスドイツから迫害されているユダヤ人を助けたことで、日本人には有名です。
 
 バルト3国もNATO加盟国も、今、ロシアがバルト3国を侵略すれば、NATOは助けることができないという危機感を持っています。
 
 ロシアと東側で隣接しているほか、西側もカリーニングラード州(旧・ドイツのケーニヒスベルク)で隣接し、挟み撃ちにあっています。
 
 バルカン半島は、ギリシャと旧ユーゴスラビアのある半島です。地中海に面しています。
 
 ヨーロッパの火薬庫ともいわれ、オーストリア=ハンガリー帝国の皇嗣フランツ・フェルディナントとその妻が、サラエボで暗殺され、この事件をきっかけとしてオーストリア=ハンガリー帝国はセルビア王国に最後通牒を突きつけ、第一次世界大戦の勃発につながったことは、あまりにも有名です。
 
 バルカン(Balkan)半島には、現在、以下の国があります
 
アルバニア
ギリシャ
クロアチア
コソボ(承認している国と承認していない国があります)
セルビア
トルコ
ブルガリア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
北マケドニア
モンテネグロ
 
 韓国外務省(外交部)は、平成31年3月19日、公式ホームページに掲載したプレスリリース(報道資料)で、「バルト」三国であるラトビア・リトアニア・エストニアを「バルカン」諸国と間違って記載していたことが明らかになりました。
 
 このため、ペーテリス・ヴァイヴァルス駐韓ラトビア大使は、問題の韓国外交部プレスリリースを見て顔が赤くなるほどひどく立腹し、ペーテリス大使はこの問題を韓国にある他のヨーロッパの国の大使らに話し、韓国外交部に対する不満を吐露しました。
 当然の話ながら、韓国外交部は駐韓ラトビア大使館から強い抗議を受けました。
 
 他にも、平成30年11月のムンジェイン大統領のチェコ訪問時に、韓国外交部が英語のツイッター・アカウントで「チェコ」のことを26年前の国名「チェコ・スロバキア」と間違って表記したこともあります。
 
 また、ムンジェイン大統領はマレーシアのマハティール首相との首脳会談や国賓晩さん会に出席した際、マレーシア語ではなくインドネシア語であいさつをしたというチョンボをしています。マレーシアとインドネシアは仲が悪いですからね。

 ちなみに、スロベニアとスロバキア、オーストラリアとオーストリア、イランとイラクは、紛らわしいですね。
 
 ただ、バルカンに国が3つだけというのは、どう考えてもおかしいですね。
 
 かつてのように、ユーゴスラビアが1国と計算しても、ギリシャ、アルバニア、ブルガリアで4国になってしまいます。
TOPへ戻る