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2019年バックナンバー

雑記帳

事件番号

 裁判所の事件は、裁判所名(裁判所名+支部名)、元号、事件記録符号、番号で特定されます。あわせて「事件番号」といいます。
 
 例えば、大阪地方裁判所本庁の平成31年の民事通常事件であれば、大阪地方裁判所平成31年(ワ)第123号、大阪家庭裁判所堺支部の平成31年の家事調停通常事件であれば、大阪家庭裁判所堺支部平成31年(家イ)第123号となります。
 
 このうち、事件記録符号は、一般の方になじみが薄いと思います。
 
 民事事件は「カタカナ」が「いろは」順につきます。漢字まじりの番号もあります。
 
 行政事件は、民事事件に準じて「行」「カタカナ」が「アイウエオ」につきます。
 
 家事事件は、「家」「カタカナ」(家事事件)、「少」「ひらがな」(少年事件)が、「いろは」順につきます。
 刑事事件は、「ひらがな」が「いろは」順につきます。
 
 その他、没収の裁判の取消事件、法廷等の秩序維持に関する法律違反事件、裁判官の分限事件の事件記録符号がありますが、省略します。
 
 裁判所の事件は、以上ですべて特定され、同じ事件番号のついた別の事件は、この世に2つと存在しないことになります。漢字だけの事件記録記号がありますし、地名も日本と同じものがある可能性がありますから、中国や台湾に、同一事件番号の事件があるのではないかと思われる方があるかも知れませんが、元号は日本独自のものですから、日本に2つと存在しなければ、この世に2つと存在しないこととなります。
 
 
 一般の方にはわかりにくいかも知れません。病院・診療所などから来る書類に記載されている記録番号には(ワ)が(7)になっていたりします。個人から来る書類に記載されている記録番号には(フ)が(7)になっていたりします。
 
 
 ちなみに、京都家庭裁判所の元書記官が裁判書を偽造したという事件がありました。
 
 偽造した裁判書には、裁判所名(京都地方裁判所、京都家庭裁判所)、元号、事件記録符号、番号がちゃんとついていたのでしょう。
 
 ダブらないように、ありえない架空の大きな番号をつけたのでしょうか。それなら、いずれ「ばれる」可能性が強いと思います。京都家庭裁判所の規模の裁判所の事件番号が、おおよそ何番までということは、わかるでしょう。
 
 ダブって、実在の番号をつけたのでしょうか。それでも、いずれ「ばれる」可能性が強いと思います。複数あるはずのない事件番号は、絶対2つありません。
 
 どちらにしても、いずれ「ばれる」運命にあったのでしょうが、どこが「発見」したのか、どのようにして「発見」したのか、興味のあるところではあります。
 
  以下、記録番号を掲載します。法律の改正により、改正されるものであり(離婚等の人事事件は、かつて地方裁判所において審理されていて(タ)がついていましたが、家庭裁判所において審理されるようになってから(家ホ)がつくようになりました)、私のエントリーも正確を期したつもりですが、誤記があったり、改正されていたりした場合はご容赦下さい。
 
 年事件は省いています。
 
 (簡易裁判所民事 )
和解事件 イ
督促事件 ロ
通常訴訟事件 ハ
手形訴訟事件及び小切手訴訟事件 手ハ
少額訴訟事件 少コ
少額訴訟判決に対する異議申立て事件 少エ
控訴提起事件 ハレ
飛躍上告提起事件 ハツ
少額異議判決に対する特別上告提起事件 少テ
再審事件 ニ
公示催告事件 ヘ
保全命令事件 ト
抗告提起事件 ハソ
借地非訟事件 借
 民事一般調停事件 ノ
宅地建物調停事件 ユ
農事調停事件 セ
商事調停事件 メ
鉱害調停事件 ス
交通調停事件 交
 公害等調停事件 公
 特定調停事件 特ノ
少額債権執行事件 少ル
過料事件 ア
共助事件 キ
民事雑事件 サ
(地方裁判所民事事件)
 通常訴訟事件 ワ
手形訴訟事件及び小切手訴訟事件 手ワ
控訴提起事件 ワネ
飛躍上告提起事件 ワオ
飛躍上告受理申立て事件 ワ受
 再審事件 カ
保全命令事件 ヨ
控訴事件 レ
上告提起事件 レツ
抗告事件 ソ
抗告提起事件 ソラ
民事非訟事件 チ
商事非訟事件 ヒ
借地非訟事件 借チ
罹災都市借地借家臨時処理事件及び接収不動産に関する借地借家臨時処理事件 シ
民事一般調停事件 ノ
宅地建物調停事件 ユ
農事調停事件 セ
商事調停事件 メ
鉱害調停事件 ス
交通調停事件 交
 公害等調停事件 公
 特定調停事件 特ノ
事情届に基づいて執行裁判所が実施する配当等手続事件 リ
不動産、船舶、航空機、自動車及び建設機械に対する強制執行事件 ヌ
債権及びその他の財産権に対する強制執行事件 ル
不動産、船舶、航空機、自動車及び建設機械を目的とする担保権の実行としての競売等事件 ケ
債権及びその他の財産権を目的とする担保権の実行及び行使事件 ナ
財産開示事件 財チ
執行雑事件 ヲ
企業担保権実行事件 企
 破産事件 フ
再生事件 再
 小規模個人再生事件 再イ
給与所得者等再生事件 再ロ
会社更生事件 ミ
承認援助事件 承
 船舶所有者等責任制限事件 船
 油濁損害賠償責任制限事件 油
 過料事件 ホ
共助事件 エ
仲裁関係事件 仲
 民事雑事件 モ
人身保護事件 人
 人身保護雑事件 人モ
財産開示事件 財チ
(高等裁判所民事事件 )
 通常訴訟事件 ワ
控訴事件 ネ
上告提起事件 ネオ
上告受理申立て事件 ネ受
 抗告事件 ラ
特別抗告提起事件 ラク
許可抗告申立て事件 ラ許
 再審事件 ム
上告事件 ツ
特別上告提起事件 ツテ
民事一般調停事件 ノ
宅地建物調停事件 ユ
農事調停事件 セ
商事調停事件 メ
鉱害調停事件 ス
交通調停事件 交
 公害等調停事件 公
 民事雑事件 ウ
人身保護事件 人ナ
人身保護雑事件 人ウ
(最高裁判所民事事件)
 上告事件 オ
上告受理事件 受
 特別上告事件 テ
特別抗告事件 ク
許可抗告事件 許
 再審事件 ヤ
民事雑事件 マ
行政事件
 (簡易裁判所行政事件)
 共助事件 行ア
雑事件 行イ
(地方裁判所行政事件)
 訴訟事件 行ウ
飛躍上告受理事件及び上告受理事件 行エ
再審事件 行オ
抗告受理事件 行カ
共助事件 行キ
雑事件 行ク
(高等裁判所行政事件)
 訴訟事件 行ケ
控訴事件 行コ
上告受理事件 行サ
特別上告受理事件 行シ
抗告事件 行ス
抗告受理事件 行セ
再審事件 行ソ
雑事件 行タ
(最高裁判所行政事件)
 訴訟事件 行チ
上告事件 行ツ
特別上告事件 行テ
抗告事件 行ト
再審事件 行ナ
雑事件 行ニ

家事事件
 (家庭裁判所)
 家事審判事件 家
 家事調停事件 家イ
人事訴訟事件 家ホ
通常訴訟事件 家ヘ
家事抗告提起等事件 家ニ
民事控訴提起等事件 家ト
民事再審事件 家チ
保全命令事件 家リ
家事共助事件 家ハ
家事雑事件 家ロ
少年保護事件 少
 準少年保護事件 少ハ
成人刑事事件 少イ
少年審判等共助事件 少ニ
少年審判雑事件 少ロ
成人刑事雑事件 少ホ
(簡易裁判所刑事事件)
 略式事件 い
公判請求事件 ろ
証人尋問請求事件 は
証拠保全請求事件 に
再審請求事件 ほ
共助事件 へ
刑事補償請求事件 と
訴訟費用免除申立て事件 ち
交通事件即決裁判手続請求事件 り
費用補償請求事件 ぬ
雑事件 る
(地方裁判所刑事事件)
 公判請求事件 わ
証人尋問請求事件 か
証拠保全請求事件 よ
再審請求事件 た
共助事件 れ
刑事補償請求事件 そ
起訴強制事件 つ
訴訟費用免除申立て事件 ね
費用補償請求事件 な
雑事件 む
(高等裁判所刑事事件)
 控訴事件 う
第一審事件 の
再審請求事件 お
抗告事件 く
抗告受理申立て事件 ら
費用補償請求事件 や
刑事補償請求事件 ま
決定に対する異議申立て事件 け
訴訟費用免除申立て事件 ふ
雑事件 て
(最高裁判所刑事事件)
 上告事件 あ
非常上告事件 さ
再審請求事件 き
上告受理申立て事件 ゆ
移送許可申立て事件 め
判決訂正申立て事件 み
特別抗告事件 し
費用補償請求事件 ひ
刑事補償請求事件 も
訴訟費用免除申立て事件 せ
雑事件 す
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