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外国事情 バックナンバー1/2

アドベント

今日、11月28日から「降臨節」です。

 「降臨節」とは、アドベント(Advent)とも呼ばれ、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことです。
 11月30日に最も近い日曜日(11月27日-12月3日の間の日曜日)からクリスマスイブまでの約4週間のことで、平成22年は11月28日がアドベントです。

 ろうそくを4本用意し、最初に1本、1週間たつごとに、2本目、3本目、4本目にろうそくを増やしていくという習慣があります。この風習は、ドイツ起源といわれています。

 これに先立ち、「アドヴェンツクランツ(Adventskranz)」と呼ばれる「ろうそく立て」が販売されます。

 また、この日から、ドイツ語圏(ドイツ、オーストリー、スイスのドイツ語圏、エルザス・ロートリンゲン(フランス語読みでアルザス・ロレーヌ)・ベルギーの一部・イタリアの一部などドイツ、オーストリーが第1次世界大戦で失った地方など)では、「クリスマスマーケット2010」が開催されます。

 私自身は、ドイツ留学中、ボンやケルンなど、あちらこちらのクリスマスマーケットを見た記憶があります。
 現在でも、素朴な「市」です。

 ドイツのこの時期の日が昇るのは遅く、暮れるのは早いです。
 ケルンやボンの緯度が北緯約50度。樺太(サハリン)の中心と同じ緯度ということから、おわかりかと存じます。

 当時が来れば、あとは、陽が長くなる一方です。
 一番精神的につらい季節を「のりこえる、生活の知恵ですね。」
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