トリビア バックナンバー 2/2
太陽暦と太陰暦
台湾・韓国・ベトナム・モンゴル(ベトナム・モンゴルは、中国と日が違うことがあります。日本も中国と時差の関係で日が違うことがあります。台湾は中国本土全体が自分の領地であると主張していますから当然として、韓国は、旧宗主国の中国の時差に無理にあわせていますから中国と同じ日になっているそうです)なども、旧正月を盛大に祝います。
日本で暦(こよみ)といえば、旧暦(天保暦)と新暦(グレゴリオ暦)があります。
私は、関西出身なので、お盆は、全国「8月15日」だろうと思っていたのですが、大学入学のため東京に行ってびっくり。
なんと「7月15日」
関西では、お盆は旧暦で8月なのに対し、東京では、お盆は新暦で7月のため、1ヶ月ずれているのですね。
関西生まれで、東京でなくなったご先祖さんの霊は、いつ、降りてくるか迷うでしょうね。
故郷と新居付近に分骨して墓が複数あるということもありえますから、2度手間です。
なお、日本で正月といえば、新暦の1月1日、2日、3日と休みなのに対し、通常の日本人は、旧暦の正月=旧正月は、通常、何月何日であるかさえ知りません。
中国や韓国では、日本とは異なり、改暦以前からある祝祭日や年中行事は、旧暦で祝うのが普通のようです。
新暦1月1日は単なる1日の休日で、旧正月が盛大に祝われます。
もちろん、旧暦・太陰暦ですから、太陽暦・新暦に換算すると、移動しているようにみえます。
2009年(平成21年)1月26日
2010年(平成22年)2月14日
2011年(平成23年)2月3日
2012年(平成24年)1月23日
2013年(平成25年)2月10日
2014年(平成26年)1月31日
2015年(平成27年)2月19日
2016年(平成28年)2月8日
2017年(平成29年)1月28日
2018年(平成30年)2月16日
2019年(平成31年)2月5日
2020年(平成32年)1月25日
なお、西洋が、すべて太陽暦かというと違います。
例えば、復活祭とは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目によみがえったことを記念する日で、「イースター」ですね。
なお、復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、太陽暦・新暦に換算すると、移動しているようにみえます。
カトリック・プロテスタントと、正教系(ギリシア正教、ロシア正教など)は違うのですが、日本は、カトリック・プロテスタントで復活祭を祝っていますから、それに従いイースターの日を書いておきます。
2009年(平成21年)4月12日
2010年(平成21年)4月4日
2011年(平成21年)4月24日
2012年(平成21年)4月8日
2013年(平成21年)3月31日
2014年(平成21年)4月20日
2015年(平成21年)4月5日
2016年(平成21年)3月27日
2017年(平成21年)4月16日
2018年(平成21年)4月1日
2019年(平成21年)4月21日
2020年(平成21年)4月12日
なお、「2008年ライン下り時刻表・独文」 を見てください。
「26. April - 5. Oktober 2008」と記載されていますから、夏ダイヤは、平成20年4月26日から10月5日に運行されています。
私がドイツに留学していたしていた時は、はじまりは、復活祭の日から勘定して何日目というふうに決められましたから、そのとおりだとすると、2008年3月23日(復活祭)から何日目として4月26日になっています。
私がドイツ留学していたとき、某大手旅行業者が、ライン下りは太陽暦に従っている、つまり、毎年同じと考え、昨年の表を見て、ライン下りの夏ダイヤが始まっていない時、夏ダイヤの「ライン下り」と日程表に書いしまい、添乗員が平謝りのうえ、バスで「ライン下り」をするという「ドジ」を踏んでいたことがありました。
今でも、太陰暦は生きています。
太陽暦が一般的な国においても・・
思わぬところで、足許を救われないように注意してください。