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2012年バックナンバー

日本人旅行者

中国河北省張家口の万里の長城付近で、平成24年11月3日深夜、日本人旅行客4人と1名の中国人ガイドが、強風と大雪のため身動きが取れなくなり、68歳のと76歳の女性と76歳の男性が死亡するという事故が起きました。

 ツアーは「世界遺産・万里の長城グレートウォール・100キロトレッキング」で、平成24年10月28日から11月5日の9日間の予定で、平成24年11月3日は14キロを5時間で歩く計画だったそうです。
 午後に天気が急変して大雪になり、身動きがとれなくなったということです。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


 旅好きの日本人は、ほぼ、めぼしい観光地は旅行にいってしまい、世界の「秘境」を求めて団体旅行する時代になったようです。

 北京観光ツアーには「万里の長城」「明の十三陵」の1日ツアーが定番です。

 明代に建設された八達嶺長城で、万里の長城のうちもっとも早く観光地として一般公開された場所です。
 入口は複数ありますが、どこの入口も、土産物屋(自称「国営」のニセブランド時計の販売店もありました)が連なっているという完全な観光地で、危険のないように修復されています。
 中国人にも人気の場所らしく、狭い長城の上は、中国人が数多く歩いていて、また、無秩序に歩いたり急に止まったりするものですから、なかなか歩きにくい程度で、危険なことはありません。

 それに飽き足りなくなるのでしょうね。


 小話があります。

 「あるイギリスのテレビ局のレポーターが、絶景の秘境を発見したという現地のガイドに同行取材をさせてもらったところ、前に、日本人の団体ツアー客がいた」というものです。

 日本人団体客にかかれば「秘境」なんて「何のその」ということでしょう。
 
 ただ、冬山は間違いなく危険です。

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