2012年バックナンバー
一人部屋追加料金
海外旅行のツアーに参加しようとすると「一人部屋追加料金」を徴収されるのが普通です。
一泊あたりの原価(ホテルに払うお金)+一泊あたりの旅行会社の利益=1万円ですから、2日連泊で、一人部屋追加料金2万円なら、旅行地にもよりますが、デラックスなホテルは望みようもありません。
ツアーは、旅行会社が2人部屋を2人で使う前提でパッケージを作っています。
複数の旅行で、複数人参加ということになりますと、エクストラベッドを入れない限り、2人部屋+1人部屋となります。
一緒に旅行に行くにしても、家族以外の人と同室は嫌だという場合もあります。
最初から、1人で参加する場合もあります。
ツアーで、ビジネスホテル使用を前提としたものはまれでしょう。
通常のホテルは、2名単位の部屋利用です。
1名で利用しようが、2名で利用しようが、専有する部屋は同じ=客室代金は同じです。朝食が1名、2名で違いますが、大勢に影響はありません。
1日2万円の部屋に2連泊したとします。
2名が一緒の部屋なら、2日で4万円です。
2名が別の部屋なら、2日で8万円です。
この場合、一人部屋追加料金は4万円となります。
1日1万円の部屋に2連泊したとします。
2名が一緒の部屋なら、2日で2万円です。
2名が別の部屋なら、2日で4万円です。
この場合、一人部屋追加料金は2万円となります。
うまくシングルの部屋が空いていれば、シングルの部屋に案内するかも知れませんが、最初から、期待はできませんから、旅行会社は「安全」なほうを選択します。
なお、1日2万円の部屋は、原価(ホテルに払うお金)+旅行会社の利益=2万円、1日1万円の部屋は、原価(ホテルに払うお金)+旅行会社の利益=1万円という計算です。
ツアーは、航空機代+空港送迎代+ホテル代、食事代、観光案内代等で成立っています。
なお、一人部屋追加料金でホテルのクラスがわかります。
2日連泊で、一人部屋追加料金2万円なら、(一泊あたりの原価(ホテルに払うお金)+一泊あたりの旅行会社の利益)×2=2万円ということになります。一泊あたりの原価(ホテルに払うお金)+一泊あたりの旅行会社の利益=1万円ですから、2日連泊で、一人部屋追加料金2万円なら、旅行地にもよりますが、デラックスなホテルは望みようもありません。