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2012年バックナンバー

クレジットカードと紙幣

海外旅行の際に、クレジットカードで商品やサービスを購入したら、請求書には現地の通貨での請求があり、換算日と換算レートが記載されていて、日本円に換算して請求されるのが原則です。
 しかし、請求書を見ると、換算日と換算レートが記載されず、円で請求されているということがあります。

 換算日と換算レートが記載されず、円で請求されているのは、カード会社ではなくお店が独自に為替レートを決定していることです。

 店舗やホテル等によっては、現地通貨でしか請求しない(といいますか、請求できるシステムになっていない小規模な店など)ところがあります。
 店舗やホテル等によっては、現地通貨か円を選択できるところがあります。
 店舗やホテル等によっては、円しか選択できないところがあります。

 現地通貨を選択すると、店舗やホテル等がクレジット会社に請求するときのレートで計算されます。少し遅れます。
 円を選択すると、店舗やホテル等で購入したときのレートで計算されます。購入時のレートで確定です。

 為替相場が大きく動いているときは、為替相場次第、どちらが得とは一概には言えません。
 ただ、将来の為替相場がわかれば苦労はしません。

 為替相場の変動を「予測不能」と度外視した場合を考えてみます。
 為替相場が変動しないと考えるということになります。

 この場合、一般に、現地通貨を選択した方が得と言われています。

 クレジットカードは、換算日の標準レートにカード会社の海外事務手数料を加えて換算します。
 カードにもよりますが、料率はさほど悪くはありません。

 各店舗は、まちまちです。
 良心的なところもあるでしょうが、「ぼって」いるところが多いようです。

 ということで、一般的には、現地通貨か円かを選択できる場合は、現地通貨が得という結論になります。
 逆に、店舗としては、円決済が得になります。

 外国の店舗やホテルですが、日本語が通じるところなら、何を聞かれているかわかるでしょうから、現地通貨(例えば、ユーロ)と言えばいいことになります。
 ただ、円決済を勧められることが多いと思われますが、店の得は客の損です。

 日本語が通じない場合は、何を聞かれているかわからない人も多いでしょう。
 現地の言葉や英語が通じない場合、勝手に円払いにする店舗等が多いようです。
 何を聞かれているかわかっていたら「ユーロ プリーズ」か「スイスフラン プリーズ」と言えば通じます。
 ブランドショップでの買物などは、大きな違いがでます。

 なお、小さい店舗などは、独自のレートを持っていませんから。100%現地通貨です。
 また、スイス国鉄などは、何と文句をつけようとも、強制的に、スイス国鉄に有利な円建てにしてしまいます。金額はしれてますが・・

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