本文へ移動

2012年バックナンバー

航空機の機種変更

この前、関西国際空港・フランクフルト国際空港間のルフトハンザの便に乗ってびっくりしました。LH740便と741便という便名です。

 従前は、Airbus340-200/300という機種で飛行していました。
 ワイドボディーといって、通路が2本ある機種です。
 エコノミークラスが2列、4列、2列、ビジネスクラスが1列、2列、1列、ファーストクラスは最前列のみ2席だった記憶があります。

 いつの間にか、Boeing747-400、つまりジャンボジェットになっています。
 2階席があり、前部がふくらんでいるのが特徴で、飛行機の機種を全く知らない人が見ても、ジャンボジェットとわかります。
 成田空港とフランクフルト間が、Airbus380-800 という全2階建ての化け物ともいうべき機種に変わりましたから、ジャンボジェットが「余った」のかも知れません。

 搭乗可能な乗客数が増えています。また、エコノミーと言うより、むしろ、ファーストクラスとビジネスクラスの座席が増加しています。

 もともと、関西国際空港・フランクフルト国際空港間の日本人の乗客は、ビジネス客は、ほぼ皆無でしょう。

 もともと関西の企業であっても、本社機能が東京に移転している企業が多く、関西国際空港から飛立つビジネスパーソンは多くありません。
 関西国際空港からロンドンやニューヨークへの直行便がありませんね。

 ということで、ビジネスクラスの搭乗者は、ドイツ人が大半だった記憶があるのですが、ジャンボジェットを飛ばして、ファーストクラスとビジネスクラスの座席が埋まるのかという心配をしてしまいます。

 「ビジネスクラス利用」「ヨーロッパツアー」に座席を安くおろしているようです。
 フランクフルト乗継ぎなら、たいていのヨーロッパの都市のツアーに利用できます。

 ルフトハンザの場合、ビジネスクラスの料金は、予約変更などに制限のある割引航空券でも最低でも35万円+オイルサーチャージと税金・空港利用料がかかります。

 「ビジネスクラス利用」「ヨーロッパツアー」と同内容の「エコノミークラス利用」「ヨーロッパツアー」を比較すると20万円くらいしか差はありません。

 出張で、会社負担ならともかく、自費負担で遊びに行くのにビジネスクラスを利用する客が増えているようです。

 団塊の世代が大量退職をむかえています。
 少子高齢化で、必死に生きている若年者世代、余裕の生活の年金生活者世代との明暗がはっきり別れてきていることがわかります。

TOPへ戻る