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2012年バックナンバー

フェデックスが関空を貨物取扱拠点に

平成24年5月29日、関西国際空港を航空貨物のハブとして活用することになった米フェデラルエクスプレス(フェデックス)が記者会見を開き「地元と国が一体となった誘致の姿勢が決め手だった」と説明しました。

 なお、一応、仁川空港も候補でしたが、アメリカからの距離が遠いこと、関西国際空港の着陸料は仁川空港の約3倍と高いですが、関西国際空港の周辺には電機や製薬などの有力メーカーが集まっていることから、メリットが大きいと判断したとみられます。

 総投資額は50億円ないし100億円億円とみられ、関西国際空港側も新たな集荷拠点の建設費などの負担します。

 集荷拠点は格安航空会社(LCC)の専用ターミナルの工事が進んでいる「2期島」に建てます。
 関西国際空港側が建屋の費用を負担し、フェデックスに貸出し、仕分機などの設備はフェデックスが持込みます。
 平成26年春に開業し、貨物の積み替えから通関手続きまでを手がける予定で、関西国際空港会社の福島伸一社長は「目標に掲げる国際貨物ハブ化に向けた第一歩だ」と語りました。

 ちなみに、フェデックスは広州(中国)にアジアの中核ハブを持っており、関西国際空港は補完する役割を担います。


 一時期「落ち目」といわれた関西国際空港ですが、LCC(ピーチ・日本。スカイマーク・日本。ジェットスター・オーストラリア。ジェットスターアジア・シンガポール。セブパシフィック・フィリピン。エアアジアX・マレーシア。済州航空・韓国。イースター航空・韓国。エア釜山・韓国)など、勢いを盛り返しています。
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