本文へ移動

2012年バックナンバー

日本語入力モールスバージョン

Googleに、 「日本語入力モールスバージョン」があります。

 「日本語モールス信号」を利用して、スペースキー(あるいはマウス)で、日本語入力をする仕組みのようです。

 「日本語モールス信号」というのは、あまり利用されるということは聞きません。
 あることは、あります。
「イ」・-(伊藤)
「ロ」・-・-(路上歩行)
「ハ」-・・・(ハーモニカ)
 というふうに最初覚えたらしいです。

 英語のモールス信号は、ある意味「合理的」です。
 英文におけるアルファベットの出現頻度に応じて符号化されており、よく出現する文字ほど短い符号で表示されます。
 例をあげますと、頻度の高い「E」は(・)、「T」は(-)とそれぞれ1符号と最短です。使用頻度が少ない「Q」は(--・-)と長いですね。

 日本語は、頻度が高い文字については短く、頻度が低い文字については長くというふうになっていません。

 ところで、日本語を、「ローマ字」入力ではなく「かな」入力している人は、どれくらいいるのでしょうか。


 英語のモールス信号は、頻度の多い文字ほど短い記号が割当てられるということで、コナン・ドイルの短編小説に「踊る人形」を連想しました。

 ご存知の方も多いと思いますが、腕や足の有無、折り曲げ方などで何種類かの人形が並んでいて、ところどころに旗を持った人形があるという暗号文です。

 まず、旗をもった人形が「スペース」をあらわし、多くの数が出てくる人形に「E」や「T」など、割り当てて解読していくという内容でした。

 暗号は「何語」(なにご)で書かれた暗号かということがわかれば、大抵は「勝負あり」といわれています。
TOPへ戻る