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よもやま話 バックナンバー2/2

きり番

「きり番」という言葉があります。

 5周年、10周年、30周年、50周年、70周年、100周年などなと。
 こうしてみると、5周年は別として、すべて偶数ですが、やはり、頭の位は奇数が多いようです。

 これは一般的な人の考える「きり番」です。

 ただ、例外的に、2の乗数に過剰に反応する人がいます。
 主として、IT業界系の人たちですね。
 原則的に物事をビット的に考えるせいか、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024などは、IT業界系人が大好きです。
 普通の人たちにとっては50番や100番が「キリ番」なんでしょうが・・

 私は、IT業界系ではもちろんありませんが、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024も、れっきとした「きり番」と思っています。
 大学の教養学部の時は、工学部の旧型コンピュータ(プログラムはパンチ式の紙を読込ませていました。言語はFORTRANでした)を使って、出力された用紙にエラーの山を築いたこともありますし、ポケコンに飛びついたこともあり、また、他に使う人が一人しかない民事部の9801F2は、私専用状態でした。一時、専用ワープロを使っていましたこともありました。部品を集め、コンピュータの自作の経験もあります。

 司法修習32期は、2でしか割れない2^6です。
 ついでに、私の誕生月の8は、2^3、誕生日の4は、2^2

 司法修習生32期といいますが、次に2の累乗があらわれるのは、司法修習64期、なにかしら「永遠に」あらわれないかのように思っていたのですが、今の修習生が62期、そろそろ63期修習生があらわれます。

 思えば遠くに来たものだと思いますね。
 来年は、元32期「法曹」30周年の祝賀会があります。
 「法曹○周年祝賀会」というのは、満年数+1が慣例で、30周年は、法曹30周年目、つまり29年+αということになります。
 慣例として、最初に物故者への「黙祷」からはじまるのですが、やはり「ぽつり」「ぽつり」と物故者の数が増えていきます。
 研修所教官に至っては、物故者の方が多いような気がします。

 でも、法律家の寿命は、平均より長いようです。
 過労死しても不思議ではないと判断される労働時間、過労死しても不思議ではないと判断される不規則な労働、という条件はありますが、基本的に、上命下服のストレスはありませんし、それなりの収入を得ています。

 ただ、収入については、これからの弁護士については、クエスチョンマークがつきます。

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