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よもやま話 バックナンバー2/2

略語

アルファベットの略語があります。

 例えば「CD」。

 通常は、コンパクトディスク(Compact Disc)でしょうね。
 あと、有名なのは、譲渡性預金((negotiable)Certificate of Deposit)で、銀行預金は、通常譲渡が不可となっているのですが、銀行がそれに対して無記名の預金証書を発行する特別の定期預金のことで、預金者がこれを金融市場で自由に譲渡できる預金です。

 今は、ATM(現金自動預け払い機。Automated Teller Machine)に取って代わられましたが、キャッシュディスペンサー(Cash Dispenser)もCDです。
 ちなみに、ごく一部にCDというば「中日ドラゴンズ」という熱狂的な「ドラきち」もいます。

 あと「WBC」。
 ワールドベースボールクラッシック(World Baseball Classic)を思い浮かべる人もいれば、世界ボクシング評議会 (World Boxing Council)もいるでしょう。
 また、WBCと聞いて、白血球(White Blood Cell)を思い浮かべる人もいます。

 「UA」はどうでしょう。
 ユナイテッド航空(United Airlines)を思い浮かべる人が多数でしょう。
 また、UAと聞いて、尿酸(Uric Acid)を思い浮かべる人もいます。

 医師は、英語の略字が好きですね。
 なかには「ムンテラ」(Munt Therapy=口頭による病状説明)のようにドイツ語が混ざっていますが・・


 これに対し、法律家は、何でも「短縮語」を使いたがります。

 「弁論準備手続」を「弁準」、「文書提出命令」は「文提」というなどはかわいらしいですが、「冒頭陳述」を「冒陳」などというのは、法律家が聞くと何でもないのですが、知らない人が聞くと、若干「違和感」をおぼえるかもしれません。
 ちなみに「冒頭陳述」は通常検察官(まれに弁護士)が証拠調べ手続の最初に述べる事件のストーリーのことです。
 裁判員制度になると、検察官の冒頭陳述だけで予断を持ってしまう人が多いかも知れません。マスコミも「冒頭陳述」を、あたかも客観的に証明された事実であるかのように伝えていますしね。

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