よもやま話 バックナンバー2/2
ヒラリー・クリントンの選挙戦略
アメリカ民主党の大統領候補予備選挙が終盤を迎えています。
現在の状況で、ヒラリー・クリントン上院議員が、オバマ上院議員を逆転して勝利する確率は、ほとんどなくなりました。
もっとも、ヒラリー・クリントン上院議員は、絶望的な状況になっても撤退はしません。
理由はいくつか考えられます。
今回の大統領選挙は、共和党のマケイン候補が勝利すると読んで、オバマを疲弊させて今回はマケイン候補に勝ってもらい、4年後の選挙を狙うということです。
また、完全撤退してしまえば、オバマ候補が失言や・スキャンダルで失脚しても、自分は大統領候補にはなれませんが、完全撤退しないでおけば、オバマ候補が失言や・スキャンダルで失脚しても、自分は大統領候補にはなれます。
ということですが、私は、女性特有の「あきらめない」という性質にあると思っていました。男性と違い、あっさり「あきらめて」いては子供は育てられません。
ということですが、あっさりと本音がでました。
クリントン候補は23日、指名獲得の望みが薄いにもかかわらず、撤退しない理由を聞かれた際、「ロバート・ケネディ氏が6月にカリフォルニアで暗殺されたことを覚えているでしょう」、オバマ候補が暗殺されるのを「期待している」とも取られかねない発言です。
オバマ候補が失言や・スキャンダルで失脚しなくとも、暗殺されればいいわけです。
もっとも、ここで本音を出してしまっては、副大統領候補にもなれないでしょうが・・