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よもやま話 バックナンバー2/2

新興宗教

新興宗教とは何でしょう。

 世界の三大宗教といえば、仏教、キリスト教、イスラム教でしょうが、仏教は紀元前6世紀ころ、キリスト教は紀元前後、イスラム教は7世紀ころですから、いずれも「古い」とはいえ、当時は、みんな「新興宗教」だったはずです。

 結局は、教義が理路整然としていたとか(三大宗教に、教義が理路整然としているというのは本当にあるのでしょうか)、教祖が神から予言受けたとか、奇跡を起こしたとか(これも本当でしょうか)とかについて疑問に思っていますので、私は、個人的に、「勝てば官軍、負ければ賊軍」の類と思っています。

 もっとも、病気の治療には医師がいりますし、社会の紛争解決のためには法律家がいるのと同様、心の安寧のためには宗教家が必要なのでしょう。
 人間の心は弱いものです。

 つまり「新興宗教」=すべてが「悪」ということはありません。

 ただ「新興宗教」と称するものが「うさんくさい」と思われているのも事実でしょうし、現実に、民事・刑事を問わず、法律違反をする団体が多いのもまた事実です。

 既存の確立した宗教(日本であれば、仏教、神道、キリスト教)を信仰していれば、「うさんくさい」「新興宗教」にのめり込む危険はありません。

 もっとも、弁護士が言うべきことではないかも知れませんね。
 弁護士は、紛争が生じたときに、その法的解決につとめるのが職責でした。

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