本文へ移動

よもやま話 バックナンバー2/2

優先席

現在、阪急電車には、他の電鉄会社と違い「優先席」がありません。
 全座席を「優先席」とみなし、どの座席であっても、高齢者、身体障害者、妊婦、赤ん坊を抱いた人などに、座席を譲るというのが建前としていたそうです。

 確かに、阪急電車は、他の私鉄やJRに比べて「客筋」はいいように思います。
 ただ、健康な人が、すべて、高齢者、身体障害者、妊婦、赤ん坊を抱いた人などに、座席を譲るかどうかという点については、「そうではない」といわざるをえません。

 他の私鉄やJRと同様、優先席を復活させるそうですが、賢明な判断だと思います。

 席を譲ってもらいたい人は、優先席のところで立つようにすればいいわけですし、「疲れていて」「座っていきたい」ときには、優先席を避けて座ればいいわけですから。

 ちなみに、少なくとも、通常の人が旅行するような国を考えると、全席指定の電車は別として、優先席が全くない電車が走っている国はないように思います。
 外国人でもわかるように、「ピクトグラム」(Pictogram。あるいは、ピクトグラフ=Pictograph。脱出する人を描いた「非常口」などは各国共通だそうです)と呼ばれる「絵文字」「絵単語」が、あわせ書かれています。
 「つえを突いた人」「松葉杖をついている人」「赤ん坊を抱いた母親」「おなかの大きい母親」など、各種の図案があります。
 日本のビクトグラムは、適度に抽象化されていて「できのいい」ビクトグラムのように思いますが、「リアルすぎる」ビクトグラムもあります。


 ちなみに、高齢となり、生まれてはじめて席を譲られると、「自分はそんな歳になったか」大きな「ショック」を感じるそうです。
TOPへ戻る