2013年バックナンバー
宅弁と050_plus
「宅弁」と呼ばれる、自宅を事務所にしている弁護士が、事件の相手方代理人になったということはありません。
ただ、「即独」と呼ばれる、研修所を卒業したてで、イソ弁の経験のない人たちが集まった近郊都市型「集団宅弁」の事務所の弁護士さんが相手になったことがあります。
2件あったのですが、いずれも、常識的な弁護士さんで、いずれも示談で終了しました。
なお、前記のとおり、自宅において法律事務を遂行する弁護士は、「宅弁」と呼ばれますが、自宅を事務所とすることには危険を伴います。
相手方本人が、弁護士憎しとばかり、自宅に来る可能性があるからです。
現実に、相手方本人が自宅に来て、殺害された弁護士さんもおられます。
「宅弁」という歳ではないですが、地方の場合、自宅も明らかになっている場合が多くあります。
「宅弁」の方が、事件の相手方代理人となった事件をしたことはなく、名刺ももらったことはないのですが、自宅の電話番号ではなく、090で始まる携帯電話の番号が印刷されているそうです。
1つには、自宅の固定電話の番号を記載して、家族に迷惑がかかることを恐れて、あと1つは、携帯電話にしておけば、不在時に「顧客」を逃がす心配がないからです。
ただ、弁護士が、090で始まる携帯電話の番号の印刷された名刺を持つというのも情けない話です。
「050 plus」をご覧下さい。
「050 plus」を利用すると、今使っているスマートフォンでもう一つの電話番号を持てますので、プライベートの番号を使うのは気が引ける仕事の電話などは「050番号」、プライベートは今までのスマートフォンの電話番号というように2つの番号を使い分けることができます。
プライベートの番号と、仕事の電話の番号をわけるメリットの他、050ではじまる番号をもてることが重要です。
050はIP電話で、固定電話の場合もよくあります。
法テラスがそうですし、私がよく仕事をしている、結構大きい会社も050です。
090や080では信用してもらえないかも知れませんが、050ではじまる番号なら、固定電話と見分けがつきません。
「信用」の点では050がいいと思います。