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よもやま話 バックナンバー1/2

タバコの値上げ

平成22年10月1日から、タバコの値上がりがありました。

 たばこ1本につき税金を3.5円引上げで、タバコメーカーの値上分の1.5円を合わせて1本5円の値上げとなるそうです。
 「マイルドセブン」で、現行300円が410円になります。
 買いだめされる人も多かったようです。
 総務省統計局の調査データ(平成22年7月発表)を基にまとめた資料によれば、たばこの税負担率は63.1%で、高負担税物品と呼ばれるビールの42.9%、ガソリンの46.8%などと比較しても、突出していることがわかります。
 1本の3分の2が税金なんですね。

 私自身は、タバコは吸いません。
 禁煙したからというわけではなく、最初から「おいしい」と思わなかったので、吸わないというだけです。

 弁護士さんもタバコを吸う人がめっきり少なくなりました。
 昔は、酒の席などで、「煙たいこと」「煙たいこと」という状態でしたが、最近は、タバコを吸っている人をみると、「あれ?」と見られる状態になっています。

 私の事務所も、現在のビルに移ってから禁煙にしています。
 私自身は気にしないのですが、タバコの臭いが残っていると、嫌がる人がいます。
 前のビルは窓が広く、換気がよかったので、タバコの臭いもすぐ消えたのですが、現在のビルは、窓も小さく、気密性が高いので、臭いが消えません。
 ということで禁煙となっています。
 当事務所に、法律相談に来られる方は、少なくとも、相談時間だけは我慢してください。

 タバコの値上げを機に禁煙される方も多いようです。

 また、公共の場所で禁煙のところが多くなりました。
 昔は、原則「喫煙可」、例外「禁煙」でしたが、今は、原則「禁煙」、例外「喫煙可」となっています。
 「喫煙室」というのがもうけられていますが「阿片窟」を彷彿とさせます。

 お酒は「百薬の長」といわれ、適度に飲めば、健康に問題はないようですが、タバコは、適度もなにも、健康に有害なだけですし、「受動喫煙」といって、タバコを吸わない人にも悪影響を及ぼします。
 強がって、「肺がん」「肺気腫」になるまで長生きできれば「めっけもん」という方もおられますが、「心臓病」も惹起します。


 もちろん、タバコ自体は、阿片や覚せい剤のように、法律で禁止されているものではないので、国庫に寄与していただくというのも一つの手です。
 ただ、健康被害により医療費は増加してしまいます。
 もっとも、早死にしていただければ、年金財政が改善されます。
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