本文へ移動

司法 バックナンバー 2/3

外国語の得意な弁護士さんとそうでない弁護士さん

 まわりの弁護士さんを見ていると、外国語の得意な弁護士さんと、まったくというほどの弁護士さんがいます。

 もちろん、外国の法曹資格を取り、渉外事件をしている弁護士さん、帰国子女、留学経験のある弁護士さんなど、外国語ができるでしょうねという人はいます。

 司法試験に合格するだけの(能力)があるのですから(最近、質が落ちいてるとはいわれています)、その気にさえなければ、外国語の習得など、さほど難しいとは思われません。

 ただ、この弁護士さんは外国語が得意そうでないというパターンはあります。
 正確が几帳面な弁護士さん、極端な話、完全主義者に近い弁護士さんは、外国語ができない方が多いです。
 弁護士さんの場合、訴状や準備書面の「てにをは」にまで細心の配慮を払うタイプと、明らかな語句などのケアレスミスはマイナスにならない、そんな力があれば、争点についての記述の充実に当てるべきであると考える弁護士がいます。

 もちろん、優秀な弁護士さんは、争点に対する主張も十分+ケアレスミスなしでしょうし、それなりの弁護士さんは、争点に対する主張は不十分+ケアレスミスありでしょうね。

 ただ、同じ弁護士がやる場合、「仕事がなく」「ヒマ」ということがなかったり、また、自分が完璧な仕事ができる事件しか受任しないということがない場合を除いて、ある仕事に割ける時間は限られています。
 そうでなければ、事務所運営はできません

 私は後者です。
 ケアレスミスなどは、依頼者本人に熟読してもらうことにして、素人である依頼者の書けない争点の主張に力を入れます。
 また、スピードも大切です。何分、裁判所への提出期限がありますから、丁寧に添削添削を繰返し、依頼者のチェックを依頼するのが提出期限の前日というのでは話にも何にもなりません。
 添削不十分でも「荒原稿」を早めにファクシミリで送って、依頼者に訂正してもらうのが正しいと思っています。
 結構、聞いていた話と食違うということがありますし・・
 もちろん、依頼者が「高齢」「いい加減」などの事情の場合は、チェックするのは自分だけですから、丁寧に添削します。


 と話はそれてしまいましたが、訴状や準備書面の「てにをは」にまで細心の配慮を払うタイプと、明らかな語句などのケアレスミスはマイナスにならない、その力を、争点についての記述の充実に当てるべきであると考える弁護士どちらが外国語習得にむいているでしょうか。

 まず、完璧主義者は、外国語を話しすとき、ミスがあると「格好が悪い」といって、あまり話そうとしません。
 ある程度「いい加減な」人は、「どうせ外国語、ミスがあるのは当たり前」とばかり、「ブロークン」だろうが、「文法にミスがあろうが」平気で外国語で話します。人間同士ですから、表情やジェスチャーなどがありますから、多少間違っていようが、相手には通じるものです。

 「ぴりぴり」した性格でなければ、相手も、遠慮無く文法や単語のミスを指摘してくれて、さらに上達します。

どちらが進歩するでしょうか。
 話さなければ、コミュニケーションはできませんし、上達は絶対しません。
 例え下手でも、話していれば、次第、次第に上達していきます。

 同じ能力の人なら、「完璧者タイプ」の人より、「多少いい加減」なタイプの方が外国語の上達は早いです。

 ということで、弁護士さんの性格を知っていれば、その人が、どの程度、外国語ができるかできないか大体わかります。
 もちろん、例外はありますが・・

TOPへ戻る