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旅・交通 バックナンバー2/2

島式と相対式のプラットフォーム

地下鉄(地下鉄)のプラットフォームをみると「島式」(プラットフォームの両側に上下の線路がある方式)と、相対式(プラットフォームの片側にのみの線路がある方式。線2本の線路をはさんでプラットフォームが向かい合っている方式)があります。

 どういう区別をしているのか知りませんが、大阪高等・地方・簡易裁判所の最寄りの淀屋橋駅などは島式、大阪家庭裁判所最寄りの谷町四丁目駅は相対式です。

 日本では、あまり、どちらか気にする必要はありません。
 相対式であっても、どちらの改口を通っても、どちらの線路にもアクセスできる構造になっています。
 東梅田駅は、改札口を間違えて、自動改札を通ってしまうと、入り直さないかのような錯覚がありますが(間違って入らないように、他の駅と違って、大きく「どちら方面」が書いてあります)、結局、南端まで行けばつながっていますから、上下逆のプラットフォームまで行けます。

 問題なのは韓国ソウルの地下鉄です。
 たいていの相対式ホームの駅では、上下線が別々の改札口になっており、うっかり入ってしまったら、もう一度改札を出て(料金はしっかりチャージされます)、正しい改札に入り直さなくてはならなくなってしまうため、路線図や案内表示に注意して確かめて入らないと損をしてしまうことになります。
 日本の地下鉄は、主要駅を表示していますが、韓国の地下鉄は、パリの地下鉄のように、終着駅(通常聞いたことのないような駅)の表示があり、主要駅の表示がない場合もありますし、また、仮に主要駅の表示があっても、そちら方面が目的駅かそうでないかの土地勘もないのが普通でしょうから、間違えることは多々あります。
 もっとも、改札口の横に立っている駅員さんに事情を話せば、反対側の改札へ行かせてもらえることもあります。
 70円くらいですから、1度出てもいいのですが、もったいないなら、乗換駅(三色の大極マークのある駅)まで行けば、確実に逆の方向の電車に乗れます。

 パリ地下鉄にも「ごく希」に、いったん改札を抜けると、逆の電車に乗れない駅があったような気がしますが、駅がどこであったかという記憶がありません。
 言葉の問題がありますから、おとなしく、次の乗換駅までのりました。急いでいるわけではありませんしね。

 と考えて、ミュンヘンやウィーンの地下鉄はと考えましたが、考えましたが、考えるだけ無駄です。
 改札口がありません。
 ただ、記憶によれば、島式が殆どです。

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