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司法 バックナンバー 1/3

弁護士会費

確定申告の季節が近づいてきました。

源泉徴収票や、社会保険、国民年金保険、生命保険、損害保険などの控除証明書などが送付されてきます。

 弁護士会費の領収証が送付されてきました。

 一般会費            19万2000円
 会館特別会費          8万4000円
 日弁連会費           16万8000円
 日弁連当番弁護士特別会費 2万1000円
 日弁連過疎・偏在特別会費  1万6800円
 日弁連少年・刑事特別会費  2万1700円

 以上50万3500円です。なぜか12で割りきれず、1ヶ月平均約4万2000円となります。

 一般会費は大阪弁護士会の、日弁連会費は日本弁護士連合会の会費ですね。
 会館特別会費は、大阪弁護士会のデラックスな会館の費用負担金です。
 あの会館は、かなりの借金をして土地を購入し建物を建てていて、その借金返済と、維持管理費を負担しているということになります。

 日弁連当番弁護士特別会費は、刑事当番弁護士の費用を、弁護士会会員全員(厳密にいえば、執務不能などの事情による免除者がいます)が負担していると言うことですね。日弁連少年・刑事特別会費は、刑事被疑者弁護援助制度および少年保護事件付添援助制度の費用も、弁護士会会員全員が負担していると言うことです。
 日弁連過疎・偏在特別会費は、弁護士過疎地域の公設事務所の赤字を、弁護士会会員全員が負担していると言うことです。

こう考えてみると、結構な値段ですね。

 刑事や少年や過疎地などは、私には関係ないのですが「ご苦労様です」「金で済むのだったら安いもの」というのが実感です。


 ちなみに、大阪弁護士会の会員は、これとは別に「上納金」と呼ばれる「弁護士会特別会費」を納めています。全員ではありませんが・・

 弁護士会や地方自治体の法律相談からの直接受任した場合、着手金・報酬の7%を、大阪弁護士会に「特別会費」として「上納」します。私の場合、平成21年3月の確定申告で14万円計上していますから、逆算すれば、直接受任により、平成20年度中に200万円の着手金・報酬があったことになります。

 私の場合、今は破産管財人の事件はありませんが、破産管財人の報酬も7%を「上納金」として納付します。独立間なしのころ、管財事件だけで、100万円以上の上納金を、何年か納付していた記憶があります。昔は、管財人報酬は「よかった」のですね。

 直接受任の7%は納得できますが、管財人報酬の7%は、未だに釈然としていません。
 聞くところによると、管財人報酬の「上前」をはねる弁護士会は多くないようです。

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