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トリビア バックナンバー 1/2

五感

国土交通省は、交通安全環境研究所内において、「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」を開催し、あわせてその実験内容を報道陣向けに公開した。

 対策委員会は、ハイブリッド車や電気自動車が普及するに従って、「これらの自動車は構造的に音がしなくて危険と感じる」という意見が、自動車ユーザーや視覚障害者団体などから寄せられていることに対応して設けられたものです。

 確かに、従来のガソリン車は、走行時、結構音を出して走ります。
 それに慣れている歩行者からすれば、ハイブリッド車のモーター走行時や、電気自動車の走行時は「無音」に近いものがあるかも知れません。

 結局は、ハイブリッド車のモーター走行時や、電気自動車の走行時に、ガソリン車走行時の疑似音を出すと言うことで決着しそうです。

 視角で不十分なところは、聴覚で補といういう発想ですね。


 この話、どこかで聞いたような話だと思った方いらっしゃいませんか。

 都市ガスやプロパンガスは、本来、無色、無臭の気体です。
 
 ただ、無色無臭のままでは、ガスが漏れると爆発を起こしやすく危険なことを考え、メルカプタン等を添加して着臭(タマネギの腐ったような臭い)しています。
 こうすれば、ガス漏れに気づいて、爆発やガス中毒になる可能性が低くなりますね。

 視角で不十分なところは、嗅覚で補うという発想ですね。


 人間には、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)があります。
 大抵は、視角で危険は避けられているのですが、不足する場合は、他の感覚で補うことになります。

 ちなみに「第六感」とは、ヒトが持つ五感以外の、科学的にはその存在が明らかにされていない、感覚能力に基づく知覚能力を指す言葉です。

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