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2015年~2017年バックナンバー

「今だけ無料」実はずっと・通信業界が規制

 通信事業者らの業界団体「電気通信サービス向上推進協議会」は、平成29年11月24日、「今だけ」「月末まで」などと申込期限つきの割引に見せかけながら、実際には期限の延長を繰り返すような広告を出さないよう自主規制すると発表しました。

 

 平成29年内にも、業界全体の広告について定めた自主基準に加えます。

 

 ネット大手のこうした広告について、消費者庁は、平成29年3月「有利に契約できる」との誤解を招き、景品表示法違反にあたるとして、広告をやめるよう措置命令を出していました。

 

 電気通信サービス向上推進協議会は、広告が自主基準に違反していないか定期的に有識者会議で確認し、違反した事業者に改善を求めています。

 

 自主基準は、平成16年につくられ、1~2年おきに改訂されています。

 

 どこかで見たような公告です。

  アディーレ法律事務所でした。

アディーレ法律事務所の業務停止
 

 ちなみに、平成29年12月11日、アディーレが業務を再開しました。


 景品表示法違反の広告で東京弁護士会から業務停止2カ月の懲戒処分を受けていました。いわば、刑期満了出所ですね。

 

 弁護士の退職などで、再開は全国86の本店・支店のうち78カ所のみの開業です。

 

 アディーレは「行為と処分の釣り合いがとれていない」として、平成29年10月23日に日本弁護士連合会に処分取り消しを求めて審査請求し、現在も審査中です。

 

 やったことは同じようなものですが、通信業者は、自主規制の方向に動き、弁護士法人は業務停止2か月です。
 きびしいでいね。

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