2015年~2017年バックナンバー
面会交流で無理心中
神戸新聞に痛ましい事件の記事が掲載されていました。
伊丹市内のマンションで、平成29年4月23日、父親(40)と長女(4)が首をつって亡くなっているのが発見されたそうです。
伊丹警察署は、父親が侑莉ちゃんの首を絞めて殺害し、無理心中したとして殺人の疑いで近く書類送検する方針です。
父親と母親の両親は、平成28年11月に離婚し、母親(38)の実家で暮らし、父と初めて「面会交流」した日だったそうです。
母親は「どうすれば良かったのか、これからも答えは出ない」と胸の内を明かしているそうです。
父親は妻である母親に暴力をふるっていましたが、長女に暴力をふるったことはなかったそうです。
また、長女も「パパ、パパとよくなついていた」そうです。
長崎県では、平成29年1月、面会交流中に母親が殺害されたという事件もありました。
普通は、4歳児なら、ホテルの喫茶店等、すぐに助けを呼べるところでの面会交流させます。また、母親が会いたくないなら、母親の親や兄弟を付き添わせます。
本件のような殺人というより、連去りが怖いですね。
離婚前の共同親権で100万円、離婚して単独親権になっていても50万円ほどの着手金がかかります。理由は、裁判所が最優先で審理し、代理人の都合は全く聞かずに期日指定をしてくるので(連去りの事件の期日がはいったといえば、他の事件は、無条件に期日変更になります)、代理人の他の事件管理が滅茶苦茶になります。
100万円や50万円でも割に合いません。
当初の事件に戻って、どなたかは存じませんが、弁護士さんも寝覚めの悪いことでしょう。