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2015年~2017年バックナンバー

外国列車の英語の車内放送

 ヨーロッパ大陸では、多くの国際列車が運行されています。
 
 国内のみを走行する列車もありますが、もちろん多いのは、国内を走行する列車です。
 
 ドイツでは、各停・準急程度のの列車はドイツ語での案内があるにとどまります。
 
 ただ、特急クラス以上(IC、ICE、EC)となりますと、英語の放送が流れます。
 
 アナウンス内容は、ドイツ語も英語も同じ内容です。
 
 ドイツ人は、通常、英語は話せます。もちろん、ネイティブに近い人もいますし、相当なまっている人もいます。
 全く話せない人もいます。
 なぜ、英語とドイツ語が似ている言語なのに、英語を話せない、あるいは、ほとんど話せないドイツ人がいるというのも不思議な話です。
 
 ドイツは大国ですから、自国語を話せれば十分と考えている人も多いでしょう。ドイツ人が、英語を話せないからといって、さほど不自由することはありません。
 
 アナウンス内容は、ドイツ語も英語も同じ内容といいましたが、それは通常運転しているときのアナウンスです。
私は、ドイツで事故などにあっていませんから、事故の時は知りません。
 
 もっとも、ドイツの列車は、日本に比べよく遅れます。
日本なら考えられませんが、反転フラップ式案内表示機(別名「パタパタ表示器」)に、約45分遅延などという表示板が内蔵されているというのには驚かされました。
単に、遅れたときはドイツ語と英語で同じ内容のアナウンスです。
 
 ドイツの特急は、路線にもよりますが、1時間ごとに出ます(日本のL特急と同じです)。
 
 20分、30分くらいまでなら、接続列車が待っていることがあります。それで、1本遅れると玉突きで遅れることになります。
 
 30分以上遅れる見込みだと、接続列車は、そう悠長に待っていられません。
 
 ということで「○○行き特急○○号との接続はできない。次の○○行き特急は、○○時○○分」「△△行き特急△△号との接続はできない。次の△△行き特急は、△△時△△分」「□□行き特急□□号との接続はできない。次の□□行き特急は、□□時□□分」というアナウンスが延々と流れ、「詳細は到着駅の係員に問い合わせてください」というアナウンスが流れます。
 
 下手をすると、2時間に1本の電車に接続ができないことがあります。
 
 ということですが「○○行き特急○○号との接続はできない。次の○○行き特急は、○○時○○分」「△△行き特急△△号との接続はできない。次の△△行き特急は、△△時△△分」「□□行き特急□□号との接続はできない。次の□□行き特急は、□□時□□分」というアナウンスはドイツ語のみ、英語の放送はありません。
 
「詳細は到着駅の係員に問い合わせてください」というアナウンスのみ英語です。
 
 日本でも、英語放送が併用されることが増えました。
 機械での音声です。
 
 日本では、列車が遅れませんから、まず問題はありません。
 
 新幹線で、遅れが出たとします。
 
 例えば、岡山駅で遅れが出たとすると、山陰方面や香川県の高松、松山、高知などの特急と接続できる列車と、できない列車がでることになります。
 
 日本語のアナウンスのみですね。
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