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2015年~2017年バックナンバー

ガラケーやスマホのメールと不倫の発覚

不貞の相手方に対する慰謝料請求事件が増加しているとのことです。
 訴訟の事件は統計があるのかもしれませんが、示談の統計はありません。

 理由の1つは、不貞の相手方に対する慰謝料請求ができるということが、一般に知れ渡ったことでしょう。

 もう1つの理由は、携帯メールやスマホの普及でしょう。

 その昔、配偶者の浮気を理由に、不貞の相手方に慰謝料請求をしようとすると、興信所の報告書が必要でした。配偶者の自白書は「ぐる」かも知れないという疑いを払拭しなければなりません。

 携帯メールの普及で、浮気の立証は容易になりました。

 暗証番号でロックをかけない人が結構います。
 メールを読めば、浮気が「ばればれ」という内容のことがあります。
 添付写真に浮気をしていないと撮れない写真があったりします。

 時間がなければ(風呂から上がってくるなど)、とりあえず、自分の携帯かスマホに転送しておくという方法があります。
 もっとも、送信時などのデータがとんでしまうということがあります。また、転送の履歴が残ったりします。

 時間があれば(寝りこんでしまった。携帯を置いたまま出て行った)、自分の携帯かデジカメで、メールの写真をとります。
 長文の場合は、下2行~3行がかぶるように、スクロールさせて撮影することになります。
 写真撮影は、転送と異なり、証拠は残りません。

 不貞の相手方に対する慰謝料請求事件の証拠資料収集のために必要なお金は、興信所の報告書の30万円~50万円を必要とした時代から、格段に安くなりました。

 暗証番号(PINナンバー。パスワード)でロックをかけているから安全と思っている人がいます。
 甘いですね。

 誕生日や電話番号や自動車のナンバーを暗証番号にする人は結構います。

 また、誕生日や電話番号や自動車のナンバーでなくても、配偶者は、銀行のキャッシュカードの暗証番号くらい知っているでしょう。
 あと、配偶者にとっては、自分の誕生日、子供の誕生日、結婚記念日、配偶者の実家の電話番号などは知っています。
 いくつか試してみればあたることがあります。

 なお、配偶者が、聞いて知っていたということが結構あります。

 自分が、ずっと前に話したことを忘れているだけ、配偶者はしっかりメモをしているということもあります。
 また、何回も暗証番号を入力していれば、手の動きで暗証番号がわかることがあります。

 まず、配偶者には、暗証番号(PINナンバー。パスワード)が「ばれている」ということを前提にした方が賢明です。

 なお、新機種を購入したとき、旧機種の保管方法も気を配りましょう。
 実際は、使っていないため気にもとめていないでしょうが、データはしっかり残っています。
 充電すれば、データは取り出せます。
 4桁の数字の暗証番号は、1万通り確かめれば、必ずわかります。

 携帯やスマホだけでなく、PCにも注意しましょう
 パソコンで、ホテルの予約をしている人が多いと思います。
 履歴が残っている場合があり、そこで不倫旅行が発覚することがあります。
 出張と偽ってした不倫旅行に、宿泊先が温泉地、客数2人などのデータが残っていたら言い訳しようもありません。

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