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2015年~2017年バックナンバー

ケルンの大晦日の暴動

 平成27年12月31日の大晦日、ドイツのケルン中央駅にて集団暴行事件がありました。
 ドイツへの難民申請者らが、ドイツ女性らを襲撃し、170件の刑事告訴、うち少なくとも120件が性暴力の関係の告訴があったという大きな事件です。

 ドイツのケルンといえば、私が留学していたボンの北約30キロメートル、知人も多く結構行ったことがあります。

 ケルンは、およそ2000年の歴史をもつ、ドイツ屈指の大都市です。
 古代ローマ帝国の植民地として「ケルン」(ラテン語で「植民地」Coloniaに由来にしています。英語名も「Cologne」です)と呼ばれました。

 ちなみに、ドイツは一極集中と真逆の地方分権国家で、ドイツの100万人都市は、ベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、ケルンのみです。

 ケルンは、近代的な高層ビル群のあいだに、ローマ時代の遺跡や中世以来の史跡が混在しているのが特徴です。 

 中央駅前にケルン大聖堂があります。
 ローマ・ゲルマン博物館があります。
 ディオニソス・モザイクと呼ばれる2世紀につくられたモザイクを上手に展示するように、博物館が建てられています。
 博物館にモザイクを入れたのではなく、モザイクにあわせ博物館が建てられたという経緯です。

 なお、ケルンに限らず、ドイツの大都市の中央駅や特定の地域は危険です。

 ミュンヘン、フランクフルト、ケルン、ハンブルクなどは(当時はドイツが東西に別れていましたから、西ドイツのみ。西ベルリンの危険な地区は有名です)、先輩等から、危険な地域を教えてもらいました。

 また、大晦日から新年にかけての大晦日の繁華街は、日本の「無礼講」のレベルではなく、たとえ男性であっても、近寄らないのが鉄則です。

 ケルンにも難民が多かったようですね。

 アルジェリア人9人、モロッコ人8人、イラン人5人、シリア人4人、ドイツ人2人のほか、イラク人、セルビア人、アメリカ人1人が、ケルン中央駅からおりてきたなどの女性に対し、集団暴行を加え、半数以上は性的暴行だったそうです。

 警察官はいないのかということですが、警官の数が足りず、力の差で、暴徒が集団で警官が被害者に近寄るのを妨害していたようです。

 ドイツのアンゲラ・メルケル連邦首相のミスでしょう。
 「偽善」もいい加減にした方がいいですね。
 ドイツが、平成27年に受け入れた約110万人の亡命希望者と共生できるとは思えません。
 なお、ケルンの事件の加害者が平成27年ドイツに入国した亡命希望者だったとの明確な証拠まではありません(平成26年までに入国していたアルジェリア人、モロッコ人、イラン人、シリア人かどうかわからないということです)。

 大みそかには、ドイツのハンブルクなどドイツ国内各地、オーストリアのザルツブルク、スイスのチューリッヒ、フィンランドのヘルシンキでも、難民らによるとみられる性的暴行などの被害が報告されています。

 どう考えても、難民受け入れはミスでしょう。

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