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2025年バックナンバー

雑記帳

南鳥島レアアース令和8年試掘

 内閣府は、令和7年12月4日、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「海洋安全保障プラットフォームの構築」について、令和7年度の報告会を開きました。
 小野田紀美・科学技術相は、令和8年1月から南鳥島沖で実施するレアアース(希土類)の試験掘削について、「安定した国産レアアースの供給実現を目指す本課題は、我が国の経済安全保障上極めて重要な意義を持つ」と述べました。

 SIPは海洋レアアース資源採鉱を課題の一つとして掲げています。
 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」を使って、令和8年1月~2月にかけ、南鳥島沖合で試験採掘を実施します。
 海面下5500メートルと深い場所で、地球深部探査船から「揚泥管」と呼ぶパイプを下ろし、海底にある泥を押し上げてレアアース泥を回収する技術の確立を目指します。
 試掘と併せて環境モニタリングも実施します。

 南鳥島沖のレアアース試掘に用いる地球深部探査船「ちきゅう」は、令和4年に、茨城県沖の水深2470メートル地点からのレアアースを含まない堆積物の揚泥に成功しました。
 今回の試掘ではレアアース回収のシステムが作動するかどうかを確認する「採鉱システム接続試験」を目的とすします。
 SIPは、令和9年2月から約3カ月間の大規模な掘削試験を実施する予定で、1日あたり350トンの泥の回収能力を実証します。

 南鳥島周辺海域のレアアース生産の実用化について、政府は本腰を入れています。
 政府の総合経済対策には「南鳥島周辺海域でのレアアース生産に向けた研究開発等を加速化する」と明記されています。

 日本の排他的経済水域(EEZ)の海底には、レアアースを豊富に含む泥や岩石が分布しているとみられています。電気自動車(EV)のモーター用磁石に使うジスプロシウムや原子炉の制御材として使うガドリニウムなどが豊富に含まれているといわれています。
 ただ、採掘で採算が合うかどうかは別問題といえます。
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