本文へ移動

2025年バックナンバー

雑記帳

「紀州鉄道」令和8年中に廃線の可能性も 中国系企業に買収され方針変更

 和歌山県に紀州鉄道という私鉄があります。
 御坊発西御坊行きのディーゼルカーです。
 JR紀勢線御坊駅と西御坊駅間の約2.7キロを結ぶ紀州鉄道は「西日本一短い私鉄」として知られています。

 御坊臨港鉄道が経営する紀州鉄道線は、1931年に開業ました。当初から経営は厳しく、1960年代には廃止の危機に追い込まれていました。
 これに目をつけたのが、東京の磐梯電鉄不動産です。不動産会社です。
「鉄道会社の不動産部門」という信用を得るため、また「鉄道会社」というネームバリュー獲得のため御坊臨港鉄道を約1億円で買収しました。

 紀州鉄道株式会社(本社・東京)は、不動産・リゾート開発を営む鶴屋産業の傘下に入り、現在に至るまでリゾート開発を軸とする不動産業を主力部門としており、鉄道事業収益の割合は微少で実態は不動産会社です。
 平成22年当時の営業係数は367.8(100円稼ぐのに367.8円必要です)であり、現存する日本国内の鉄道では最も悪い数値ですが、廃止の話はありません。
 もともと、「鉄道会社の不動産部門」という信用を得る目的ですから。

 紀州鉄道株式会社は、令和4年12月に、中国の不動産やリゾート開発をする会社に買収されました。親会社は、不採算部門である鉄道事業を廃止にしたいという意向をもっていて、令和8年にも廃線になりかねません。

 ちなみに、和歌山県は、今から50年前の昭和50年(1975年)に電化率98.91%になっています。
 紀州鉄道が廃線にれば、和歌山県の電化率は、限りなく100%に近づきます。
 100%にならないのは、和歌山県の最東端の新宮市にある新宮駅から、三重県との県境に当たる熊野川橋梁までの区間が、JR東海の管轄のため、ディーゼル車しか走っていません。
 ただ、和歌山県の白浜・新宮間は、乗車率が悪いとして廃線の話もでています。
 過疎化もあるのですが、それ以上に、二階元衆院議員のおかげで、いったい誰が使うんだというくらいの田舎に、高速道路、自動車専用道路がつくられたため、電車の利用者が激減しているそうです。
 上り下りあわせて(和歌山駅から新宮駅に向かうのが上りです。紀勢線は、和歌山市駅から愛知県亀山駅までの路線ですから、東京駅に近いのは亀山駅です)、くろしお1時間に1本、普通3時間に1本ですが、すかすかです。
西野法律事務所
〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満2-6-8堂ビル407号
TEL.06-6314-9480
 FAX.06-6363-6355
 
お気軽にご相談下さい
電話による法律相談は行って
おりません(土日祝日休)
9時~12時 1時~5時30分

Since June 5th. 2007

 
TOPへ戻る