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雑記帳

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自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性

 自民党総裁選は、令和7年10月4日投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相が、第29代総裁に選出されました。
 衆院にて、自民公明が少数ですから、総理大臣になれるという保証はありませんが、ほぼ確実に総理大臣に選出されるかと思います。

 国会議長では、衆院議長に土井たか子氏、参院議長に扇千景氏、山東明子氏が選任されています。

 3権のうちの2つの長を女性が占めることになります。

 あと残るは、最高裁判所長官です。
 女性で最高裁判事は多くいます。しかし、最高裁長官は、歴代すべて男性です。
 また、昭和50年(1975年)に任官した服部高顯元最高裁判所長官以降、すべて生え抜きの裁判官が最高裁判所長官になっています。
 ということから、生え抜き女性の裁判官が最高裁判所所判事にならなければ、女性の最高裁長官は誕生しないのでしょう。
 生え抜きの女性の裁判官が最高裁判所所判事になった例は、いままでありません。
 もともと女性裁判官が少ないためかと思います。今は、女性裁判官が増えていますから、いずれ、生え抜きの女性裁判官が、最高裁判所判事になることがあるでしょう。計算上、同一期でトップ1人のみが最高裁判事になれます。同一期で2人最高裁判事になれば、前後の期が割を食います。
 ただ、その女性裁判官が、最高裁判所長官になるかどうかはわかりません。裁判官出身の最高裁判所判事は、約6分の1の確率でしか、最高裁判所長官になれませんから。
 また、最高裁長官は、近年、刑事畑の最高裁判所判事から任命されています。女性裁判官の多くは、民事畑ですから、この意味でも不利です。
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