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2025年バックナンバー

雑記帳

大阪・関西万博 未使用チケット

 大阪万博で、令和7年9月20日、令和7年10月13日の閉幕までの来場予約枠がすべての時間帯で埋まったことが分かりました。

 万博の一般来場者数は令和7年9月20日時点で累計2344万人となり、2000万人を突破しました。一方で、入場券販売枚数は令和7年9月19日時点で累計約2186万枚となっていて、単純計算で約140万枚が使われていない(基準日が1日異なり入場者数が20万人強多くなります)ことになります。
 このうち、入場券販売数は、令和7年9月30日でストップします。入場者数は、閉幕まで毎日23万人程度でしょう。

 何度も入場できる「通期パス」約40万枚、「夏パス」約28万枚と合計約68万枚売れており、これらを使った人も来場者にカウントされています。
 140万人を基礎として、令和7年9月21日から令和7年9月30日までに販売されたチケットを加え、令和7年9月21日から令和7年10月13日までの入場者数を引き、
通期パスや夏パス購入者48万人が、パスを使用して1回を超えて入場した延べ回数を引いた数が単純計算で使われていないことになります。

 未使用の入場券の多くは企業の購入分でしょう。
 経済団体が開幕前に企業に呼びかけて購入してもらった700万枚について、万博協会幹部は「入場予約が進んでいない」との認識を示しています。
 購入した企業では従業員や取引先に配布するなどしました。数万枚を購入した企業の関係者は「首都圏など遠方に回った券は、自分で大阪までの交通費や宿泊費を負担する必要もあり、使われていないようだ」と明かしています。

 使いたくても使わない、タダ券をもらった遠方の人など、最初から使う気のない未使用チケットが大量に出るでしょう。

 「2025 大阪・関西万博 記念チケットオンラインストア利用規約」「 個別規定:入場チケット販売に関する規定」の8条には以下のとおり定められています。
 いわゆる約款です。不満があるなら、最初から買わなくて結構ということです。

「 当社は、入場チケット代金の払戻しを行いません。ただし、当社または協会の責めに帰すべき事由による中止その他当社または協会が払戻しを認める場合には、払戻しを行うことがあります。
 当社は、事由の如何を問わず、旅費、宿泊費等の付随的な損害についてお客様に責任を負いません。」

 原則払戻しはできません。
「当社または協会の責めに帰すべき事由による中止」とは、万博施設すべてが倒壊したり、システムエラーなどで誰も入場できなかった場合です。
 「当社または協会が払戻しを認める場合」は、台風などで誰も入場できず、その時点で、他の日のどの時間にも入場の予約がとれなかった場を想定していると思います。

 過去の万博では、2005年の愛知万博で、1720万枚の入場券が販売され、未使用は5.7%の99万枚でしたが、払い戻しはされていません。
 イベントの、自己都合による未使用の入場券は、払戻しはできないというのが、ビジネスの世界では当たり前の常識です。

 万博協会は、こうした事態を想定して早めの来場予約を呼びかけていました。
 1970年の万博、2005年の愛知万博、2020年(新型コロナのため2021年から2022年)のドバイ万博でも、駆込み入場者が多かったですね。
 ミャクミャクの看板に「4~5月の来場がオススメです!」書かれていましたね。
 令和7年8月17日に「閉幕が近づくと入場者が多くなります。希望する日に予約できなくなります。チケットの払い戻しはしないというルールになっている。ぜひ早く使ってほしい」とアナウンスとしていた理由は、理不尽なクレームをつけないでくれとの予防線でしょう。

 どこのマスコミも、最近になって、また万博批判できると嬉々としている気がします。
西野法律事務所
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