2025年バックナンバー
雑記帳
大阪万博・TECH WORLD館
国際イベントの舞台は、各国が自らの文化や技術を世界へ発信する格好の機会となります。
しかし、その場に、必ずしもすべての地域が「国家」として参加できるわけではありません。
台湾はその最たる例です。
世界保健機関(WHO)に加盟できず、オリンピックでも「チャイニーズ・タイペイ」の名でしか出場できないように、台湾は長年「名を名乗れない」制約と向き合ってきました。
こうした国際政治の力学は、万博も例外ではありません。
2025年の大阪万博でも、台湾は「台湾館」としての参加を許されず、民間名義のパビリオンとして出展することになりました。
台湾のパビリオンは「TECH WORLD館」と呼ばれています。
「TW館」とも略されているが、これは「TAIWAN」を意識したものでしょう。台湾は「ISO国名コード」(日本なら「jp」、アメリカなら「us」、ドイツなら「de」、イギリスなら「gb」、フランスなら「fr」、イタリアなら「it」、カナダなら「ca」)で「tw」です。
表向きは「玉山デジタルテック株式会社」という日本で登記された企業が主催する民間パビリオンですが、実態は台湾経済部の外郭団体である台湾貿易センター(TAITRA)が出資した法人であり、展示の中心には台湾の半導体技術、自然、食文化などです。
しかし、その場に、必ずしもすべての地域が「国家」として参加できるわけではありません。
台湾はその最たる例です。
世界保健機関(WHO)に加盟できず、オリンピックでも「チャイニーズ・タイペイ」の名でしか出場できないように、台湾は長年「名を名乗れない」制約と向き合ってきました。
こうした国際政治の力学は、万博も例外ではありません。
2025年の大阪万博でも、台湾は「台湾館」としての参加を許されず、民間名義のパビリオンとして出展することになりました。
台湾のパビリオンは「TECH WORLD館」と呼ばれています。
「TW館」とも略されているが、これは「TAIWAN」を意識したものでしょう。台湾は「ISO国名コード」(日本なら「jp」、アメリカなら「us」、ドイツなら「de」、イギリスなら「gb」、フランスなら「fr」、イタリアなら「it」、カナダなら「ca」)で「tw」です。
表向きは「玉山デジタルテック株式会社」という日本で登記された企業が主催する民間パビリオンですが、実態は台湾経済部の外郭団体である台湾貿易センター(TAITRA)が出資した法人であり、展示の中心には台湾の半導体技術、自然、食文化などです。
パビリオンのデザインは台湾最高峰の玉山(日本統治時代は「新高山(にいたかやま)」)を象徴し、TECH WORLD館の展示では半導体を中心とする台湾の先端技術が紹介され、テイクアウトの飲食店では、魯肉飯(ルーローハン)やタピオカミルクティーが売られています。
なぜ台湾は自らの国名を掲げられないのでしょうか。
背景にあるのは、中国の外交的圧力です。
中国は台湾を自国の一部とみなし、国際舞台で「国家」として扱われることを徹底的に拒んでいます。博覧会国際事務局(BIE)の運営にも影響を及ぼし、非加盟である台湾は国家パビリオンの枠を得られませんでした。
もっとも、「中国館」は、令和7年8月はじめの平日は20分から30分あれば並べましたが、「TECH WORLD館」は、「アメリカ館」より行列しての待ち時間は1時間程度でした。令和7年9月は、さすがにイタリア館にはおよびませんが、5時間待ち6時間待ちは覚悟しておいた方がいいそうです。