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2025年バックナンバー

雑記帳

日本人は「死ぬ直前が最も裕福」という事実

 老後生活に不安をいだく人は少なくありません。
 まず、自分や配偶者が、何歳まで生きるのか分かりません。
 年金は減らされずにもらえるのだろうか、コメなどの物価が上がって食費は大丈夫だろうか、大病をしたらいくらかかるのかなどの不安が積み重なった結果「老後生活、お金がなくならないだろうか」「なくなったらどうしようか」と考えてしまうのは仕方がありません。
 寿命のつきる前に、お金がつきるのは怖いことです。想像したくもありませんね。
 そして、そのような不安を抱いた人は「できる限り使わないようにする」という行動を取ります。

 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」があります。
「老後生活は心配ですか?」という問いに対して、「非常に心配である」と「心配である」と答えている人を合わせると約80%です。老後生活に対して多くの人が心配している姿が見えてきます。
 そして、老後を心配している世帯に対して「老後生活を心配している理由を教えてください」という問いに対して、「十分な金融資産がないから」「年金や保険が十分ではないから」「十分な貯蓄がないから」「退職一時金が十分ではないから」「十分な収入を得られる見込みがないから」という回答が並びます。

 また、内閣府が発行している経済財政白書には、亡くなるときが金持ちであることがわかるデータがあります。内閣府「令和6年度経済財政白書」年齢階級別の世帯当たり金融資産額(令和元年)です。
 引用はしませんが、年金生活に入る年齢の資産が、年金生活に入ってからどのような変化をしているかをみますと、平均値を見る限り、老後の生活で資産があまり減っていないという結果が出ています。
 多くの統計値はお金持ちが平均値を引上げているため、その影響も考えなければなりませんが、中央値を見ても同じ傾向です。
 つまり、多くの人は老後生活において、できる限り資産を減らさないように努力していることになります。

 よくわからないから不安なのであり、いつまでたっても不安が消えませんから、できる限り使わないという行動になり、「死ぬ直前が最も裕福」という何ことになってしまいます。

 不安を取り除き、健康で元気なうちに、もう少し生きたお金として使った方がいいのにとは思いますが、なかなか、うまくいきません。
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