2025年バックナンバー
雑記帳
ドイツ国防費大幅増額へ 令和10年までにGDP比3.5%
ドイツのメルツ連邦首相は、令和7年5月15日「ドイツは欧州最強の軍を構築する」と述べています。
ヨーロッパの防衛・安全保障環境は激変しました。
ウクライナ停戦をめぐるトランプ大統領のロシア寄りともとれる発言、将来のヨーロッパの防衛には協力しないなどの発言が相次いだため、ヨーロッパとしては独自の防衛体制が必要となり、そのためには国防費の増額は必須となりました。
ドイツは、令和7年6月23日、ドイツが令和11年までに国防費を国内総生産(GDP)の3.5%に引き上げる方針であることを明らかにしました。
令和7年6月24日から25日にオランダのハーグで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に、25年度予算について強いメッセージを送る狙いがありました。
ドイツの国防費総額は、令和7年度予算案の950億ユーロ(1088億9000万ドル)から令和11年度予算枠組みでは1620億ユーロに増額します。
予算における借入額は、令和11年には1261億ユーロと、令和6年の333億ユーロから増加します。
問題は、財政赤字をGDP比0.35%までしか認めない、いわゆる「債務ブレーキ」でした。
ワイマール共和国時代のハイパーインフレがトラウマとして残っているドイツにとって財政均衡は至上命題です。
欧州債務危機対策などで財政が悪化し、均衡財政維持に危機感を持った当時の政府は、委員会を組織し財政について議論、平成21年に通常時の財政赤字の上限をGDPの0.35%とすることを決定し、ドイツの基本法(憲法)に盛込みました。
メルツ内閣が連立を組む予定のCDU/CSUとSPDは債務ブレーキの変更は合意していましたが、選挙結果が思わぬ障害となりました。
債務ブレーキは基本法に定められているため、それを変更するには、連邦議会および連邦参議院の3分の2の賛成が必要となります。
しかし、令和7年の連邦議会の選挙結果での議席数は、CDU/CSU(208議席)、SPD(120議席)に緑の党(85議席)を加えても413議席であり、3分の2の420議席に届きませんでした。
そのため、新たな議会が招集されるまでは、それまでの議会が機能するとの憲法裁判所の判例もあり、CDU/CSUとSPDおよび緑の党で協力し、合計521議席で3分の2以上を確保して、債務ブレーキ関連の条項を変更しました。
日本も、防衛費が対GDP比2%では済まないかもしれません。
そのときは、赤字国債発行で対応するしかないでしょう。
ヨーロッパの防衛・安全保障環境は激変しました。
ウクライナ停戦をめぐるトランプ大統領のロシア寄りともとれる発言、将来のヨーロッパの防衛には協力しないなどの発言が相次いだため、ヨーロッパとしては独自の防衛体制が必要となり、そのためには国防費の増額は必須となりました。
ドイツは、令和7年6月23日、ドイツが令和11年までに国防費を国内総生産(GDP)の3.5%に引き上げる方針であることを明らかにしました。
令和7年6月24日から25日にオランダのハーグで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に、25年度予算について強いメッセージを送る狙いがありました。
ドイツの国防費総額は、令和7年度予算案の950億ユーロ(1088億9000万ドル)から令和11年度予算枠組みでは1620億ユーロに増額します。
予算における借入額は、令和11年には1261億ユーロと、令和6年の333億ユーロから増加します。
問題は、財政赤字をGDP比0.35%までしか認めない、いわゆる「債務ブレーキ」でした。
ワイマール共和国時代のハイパーインフレがトラウマとして残っているドイツにとって財政均衡は至上命題です。
欧州債務危機対策などで財政が悪化し、均衡財政維持に危機感を持った当時の政府は、委員会を組織し財政について議論、平成21年に通常時の財政赤字の上限をGDPの0.35%とすることを決定し、ドイツの基本法(憲法)に盛込みました。
メルツ内閣が連立を組む予定のCDU/CSUとSPDは債務ブレーキの変更は合意していましたが、選挙結果が思わぬ障害となりました。
債務ブレーキは基本法に定められているため、それを変更するには、連邦議会および連邦参議院の3分の2の賛成が必要となります。
しかし、令和7年の連邦議会の選挙結果での議席数は、CDU/CSU(208議席)、SPD(120議席)に緑の党(85議席)を加えても413議席であり、3分の2の420議席に届きませんでした。
そのため、新たな議会が招集されるまでは、それまでの議会が機能するとの憲法裁判所の判例もあり、CDU/CSUとSPDおよび緑の党で協力し、合計521議席で3分の2以上を確保して、債務ブレーキ関連の条項を変更しました。
日本も、防衛費が対GDP比2%では済まないかもしれません。
そのときは、赤字国債発行で対応するしかないでしょう。