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雑記帳

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台湾の最新テクノロジーを発信する万博パビリオン「TECH WORLD」

 大阪万博で「台湾館」というパビリオンはありません。

 大屋根リングの外周を取り囲むエリアは、EXPOホールや日本館といった主要施設のほか、13の民間パビリオンが軒を連ねています。
 三菱館や住友館、パナソニック館など日本を代表する企業グループがそろう中、少し異色なのが「TECH WORLD」館です。
 外観は、壮麗な山の稜線が重なるような目を引くデザインですが、企業名は掲げられておらず、出展社を調べてみても「玉山デジタルテック」という聞き慣れない名でです。

 このパビリオンに展示されているのは、実は台湾の最新テクノロジーです。
 台湾は万博を監督する博覧会国際事務局(BIE)に加盟していないため、台湾貿易センター(TAITRA)が設立した民間企業が出展する形をとっています。

 なお、社名に冠する「玉山(たまやま)」は、標高3952メートルを誇る台湾最高峰「玉山(ぎょくさん)」のことだそうです。台湾島の面積の7割を山地が占めることから、パビリオンの意匠も美しく雄大な山々をイメージしたそうです。
 そして「TECH WORLD」の頭文字をとれば、台湾の国名コード「TW」になります。

 内容は、台湾の最新デジタル技術を紹介するという内容になっています。
 TSMCなどをはじめ、台湾の半導体技術はチップの製造という点ではダントツの世界一といっていいでしょう。
 もちろん、半導体の回路等の設計技術の世界一は、アメリカです。
 どちらが欠けても、最先端の半導体チップは製造できません。

 ちなみに「玉山」は、1894年の日清戦争で日本が勝利し、下関講和条約で、当時の清より台湾が日本に割譲され、1945年の日本の敗戦まで日本領でした。
 富士山が日本一(高い)山でなかったじきがあったのですね。
 日本は、富士山を超える、新たな高い山ということで、「新高山(にいかたやま)」と名付けられていました。

 1941年12月8日、太平洋戦争が始まりましたが、それに先立つ12月2日、真珠湾への奇襲攻撃のため、ハワイ近海に向けて北太平洋を航行中の日本海軍の空母機動部隊に、山口県岩国沖に停泊中の連合艦隊旗艦である戦艦「長門」から発信された12月8日の攻撃決行を意味する暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」は有名で、新高山から由来しています。

 「TECH WORLD」に話を戻して、「TECK WORLD」の飲食エリアでは、ルーロー・ハン(魯肉飯。滷肉飯)や、タピオカ・ミルクティーが売られています。
 高いですけれど・・
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