雑記帳
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万博オープン前なのにグッズ店に列、関係者パスの不適切使用か 協会が注意喚起
大阪万博で運営スタッフらが関係者入場証(AD証)を使って開場前に場内に入り、開場と同時に一般の来場者に先駆けてグッズ店に入る事案が相次いでいて、日本国際博覧会協会はスタッフらに対し、AD証の不適切な使用をしないよう通達を出しました。
「 関係者が9時開場前、一番乗りの来場者の前に公式ショップ、当日登録端末機、パビリオン等に列を作るケースが最近散見されます。これは来場者からの苦情のもととなり、来場者の信頼を著しく損ねる行為です。関係者によるこうした行為は厳禁ですので、関係者の皆様に周知徹底をお願いします」
万博グッズは数量限定やプレミアム化しているものもあり、こうしたグッズの入手が目的との見方が出ています。
AD証の入ったストラップを首から下げた運営スタッフらが、万博会場がオープンする午前9時を前に入場することがあります。
これは、その人の業務に関係があれば問題ないのですが、一部が開店前のグッズ店に並び、開店と同時に入店し、一般の来場者がゲートを入って店舗に到着する前に、目当ての商品を購入する様子が確認されているそうです。
万博では、運営スタッフなど関係者向けにAD証が発行されています。
関係者が入退場するために必要で、一般の来場者とは異なり、専用の関係者入場ゲートから万博の開業時間の前後でも入退場できます。
AD証は発行目的のイベントなどの運営・設営や出演のため万博会場への入退場に限って有効であり、発行された目的以外での使用は禁止されています。
会場のグッズ店で販売されている商品は数量限定のものも少なくなく、一部はネットオークションなどで高額で取引されています。
協会内では、運営スタッフらがこうした商品を手にするため、AD証を不適切に使用しているとの見方もあります。
AD証を首にかけたスタッフが、仕事を終えた後に、自分の観光目的でパビリオンを回るというのも、本来は好ましくないですね。9時開場ですから、8時に出勤したスタッフは、8時間勤務するとして(それ以上働かせようとしようとすると超過勤務手当の支給が必要となります)16時に仕事が終わります。なんのことはない、夜間券で入場する客と同じだけ楽しめます。遅番のスタッフが22時まで8時間仕事をするとすると、14時から仕事をはじめるとして、パスを見せれば、9時前から入場できますから、レアもののグッズを売っている店で、お金を払っている客よりも有利になりますし、イタリア館、アメリカ館、フランス館の先頭に並ぶことができます。
ちゃんとした雇い主の場合、仕事が終わったのちパビリオンめぐりをする場合、通期パスを購入するよう指導しているところもありますが、そうでないところもあるらしく、仕事上がりや仕事前のスタッフがパビリオンを回ろうとして行列し(2か月前予約、1週間前予約、3日前先着、当日予約はできませんから、予約不要のパビリオンに列をつくります)一般客の行列が長くなっているとの指摘もあるようです。
一般客だけが、パビリオンの行列をつくっていると思うのは大間違いです。
一般客、スタッフを入場者数にカウントするのは、パビリオンの混み具合を知るには、よい指標となります。
一般客になりすますのは、スタッフ章をはずすだけですから簡単です。