雑記帳
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ウクライナが大規模奇襲 ロシア戦略爆撃機など41機破壊
ウクライナ保安庁(SBU)は、令和7年2025年6月1日、ロシア軍の飛行場4か所に対して一斉攻撃を行い、Tu-95をはじめとする戦略爆撃機を含む約40機の航空機に損害を与えたと発表しました。
ウクライナ保安庁によりますと、今回の攻撃は、ロシアのベラヤ空軍基地、オレニヤ空軍基地、ディアギレヴォ空軍基地、イヴァノヴォ・セヴェルヌイ空軍基地などが標的となったとしています。
これらの基地は、いずれもウクライナとロシアが戦闘を続ける地域からは大きく離れていて、なかでもベラヤ空軍基地はシベリア南部のイルクーツク州に位置し、ウクライナの前線からおよそ4000km以上も離れています。
この攻撃については、ウクライナ国内のメディアのみならず、BBCなどの海外メディアも報じています。
SNS上では、Tu-95がドローン攻撃を受けている様子を捉えた動画や画像のほか、現地住民が撮影したとされる空軍基地の火災の様子も拡散されています。
ウクライナ側は、この作戦においてロシア領内に潜伏させたドローンを使用したと主張しています。同件に関連しているかは不明ですが、同日に多数のドローンがトラックから発進する映像もSNS上で拡散されています。
攻撃対象となった航空機の多くは大型機とされており、画像や動画で攻撃を受けたことが確認されたTu-95のほか、Tu-22M戦略爆撃機、A-50早期警戒管制機などが損傷を受けたとみられています。
ウクライナ保安庁は、この一連の攻撃によってロシア側に20億ドル以上の損害を与えたと主張しています。またこの攻撃により、長射程の巡航ミサイルの空中発射能力にも影響が及んだ可能性があると報じるメディアもあります。
損害の正確な内訳はいまだ不明ですが、複数の戦略爆撃機が失われたことは疑いようがなく、第二次世界大戦後わずか一日のうちに1国でこれほどの長距離航空戦力を喪失した例は極めて稀だと言えるでしょう。
ただ、この作戦がウクライナ戦争全体の趨勢を直接変えるかといえば、その影響はないに等しいでしょう。しかし、戦略爆撃機という国家中枢の象徴を失ったロシアにとって「不都合な真実」が暴露された決定的瞬間なのは間違いありません。
ところで、なぜ、このタイミングだったのでしょうか。
令和7年6月2日には、ロシアとウクライナによる2回目の直接協議がトルコで行われました。
ウクライナは、ロシアに対する抵抗は継続する、ロシアの一番奥地に対してでも、我々は攻撃をかけますよというメッセージであり、ロシアが押し付けてくるような停戦条件には合意しないという意思を示すような政治的な作戦だったのではなかったかと思います。
なお、ロシア空軍のみならず、全世界の空軍が自らの基地の防衛態勢を、根本から再検証せざるを得ないことになるでしょう。
ウクライナ保安庁によりますと、今回の攻撃は、ロシアのベラヤ空軍基地、オレニヤ空軍基地、ディアギレヴォ空軍基地、イヴァノヴォ・セヴェルヌイ空軍基地などが標的となったとしています。
これらの基地は、いずれもウクライナとロシアが戦闘を続ける地域からは大きく離れていて、なかでもベラヤ空軍基地はシベリア南部のイルクーツク州に位置し、ウクライナの前線からおよそ4000km以上も離れています。
この攻撃については、ウクライナ国内のメディアのみならず、BBCなどの海外メディアも報じています。
SNS上では、Tu-95がドローン攻撃を受けている様子を捉えた動画や画像のほか、現地住民が撮影したとされる空軍基地の火災の様子も拡散されています。
ウクライナ側は、この作戦においてロシア領内に潜伏させたドローンを使用したと主張しています。同件に関連しているかは不明ですが、同日に多数のドローンがトラックから発進する映像もSNS上で拡散されています。
攻撃対象となった航空機の多くは大型機とされており、画像や動画で攻撃を受けたことが確認されたTu-95のほか、Tu-22M戦略爆撃機、A-50早期警戒管制機などが損傷を受けたとみられています。
ウクライナ保安庁は、この一連の攻撃によってロシア側に20億ドル以上の損害を与えたと主張しています。またこの攻撃により、長射程の巡航ミサイルの空中発射能力にも影響が及んだ可能性があると報じるメディアもあります。
損害の正確な内訳はいまだ不明ですが、複数の戦略爆撃機が失われたことは疑いようがなく、第二次世界大戦後わずか一日のうちに1国でこれほどの長距離航空戦力を喪失した例は極めて稀だと言えるでしょう。
ただ、この作戦がウクライナ戦争全体の趨勢を直接変えるかといえば、その影響はないに等しいでしょう。しかし、戦略爆撃機という国家中枢の象徴を失ったロシアにとって「不都合な真実」が暴露された決定的瞬間なのは間違いありません。
ところで、なぜ、このタイミングだったのでしょうか。
令和7年6月2日には、ロシアとウクライナによる2回目の直接協議がトルコで行われました。
ウクライナは、ロシアに対する抵抗は継続する、ロシアの一番奥地に対してでも、我々は攻撃をかけますよというメッセージであり、ロシアが押し付けてくるような停戦条件には合意しないという意思を示すような政治的な作戦だったのではなかったかと思います。
なお、ロシア空軍のみならず、全世界の空軍が自らの基地の防衛態勢を、根本から再検証せざるを得ないことになるでしょう。