雑記帳
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「ホテルが見つからない」稼働率全国トップの80%超え、宿泊費2~3倍高騰も 宿泊難民続出で兵庫県へ避難か
大阪のホテル代が上がっています。
関西空港(泉佐野市など)と大阪ミナミ(中央区、浪速区)を結ぶ南海電鉄の列車は、多くの訪日客を運んでいます。東海道新幹線が発着するJR新大阪駅(淀川区)では、列車が到着するたびに、訪日客で構内があふれています。
ミナミの戎橋など道頓堀界隈は連日、訪日客で満杯状態だそうです。キタの大阪駅周辺でも、外国人観光者であふれています。
令和7年4月5日の土曜日当日に、飛行機の出発が遅延したため関空着が遅れ、西宮市の自宅に戻れない可能性があったので(午後10時09分までに関空駅を出ないと自宅に戻れません)、当日のホテルをじゃらんで検索したところ、キタやミナミにはもちろん1万円以下のホテルはなく、検索条件を変えて、堺市以南のホテルでも1万円を切ったホテルはありませんでした。
方向を変えてJR和歌山駅から徒歩圏内の東横インが8000円くらいの空室がありました。いざとなったら、和歌山方面の電車に乗るつもりでしたが、結局、間に合って、無駄な支出は避けられました。
大阪万博では、大阪への観光客のさらなる増加が予想されています。
大阪府内のホテル旅館客室稼働率は、令和6年12月時点の観光庁調査で全国トップの80%に達しました。80%という数字は、宿泊業界でほぼ満室を意味するそうです。
令和6年に大阪府を訪れた訪日客は、大阪観光局の推計で約1470万人でした。令和5年を47%、コロナ禍前の令和元年を19%上回って過去最高となりました。
観光庁がまとめた令和6年の大阪府内訪日客延べ宿泊数は、約2530万人泊で、令和5年より35%、コロナ禍前の令和元年より41%多く、宿泊客全体の45%を訪日客が占めています。
その結果、宿泊単価は上がる一方で、大阪府の調査では、令和5年のホテル旅館平均宿泊単価は7765円でしたが、現在(令和7年4月現在)の旅行予約サイトなどの調査によりますと、2倍から3倍高い部屋が出ているそうです。
宿泊施設不足を深刻化させるのは、訪日客の急増だけではありません。
ホテルや旅館の人手不足で、客室すべてを稼働できない施設が多いとされています。多くの宿泊施設で、コロナ禍の間に従業員やアルバイトが職を離れましたが、宿泊客数が回復しても十分に補充できていません。その結果、空室があっても客を入れられないという状態が続いています。
業界全体の人手不足が緩和する兆しは見えません。
大阪市内には、コロナ禍の一段落や万博を見据えてホテルの開業ラッシュが続いています。令和6年は大阪城近くに「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」(中央区)、大阪市役所近くに「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」(北区)などが開業しています。
令和7年にはJR大阪駅北のグラングリーン大阪に「ウォルドーフ・アストリア大阪」(北区)などがオープンしました。令和7年5月には大阪城公園近くで「パティーナ大阪」(中央区)が登場します。
その結果もあり、従業員の奪い合いが激しさを増し、報酬を上げても働いてくれる人がそもそもいないということになっています。
ただ、大阪万博を好機ととらえ、客室の予約枠を出し惜しみする動きも見えています。
一部の部屋だけで予約を受付け、他社の動向を見極めながら、宿泊料金引上げを視野に入れているわけです。
大阪府内の客室稼働率を押上げているのは訪日客ですが、万博開催後は万博の来場客に加え、警備関係者ら万博関連で働く人の宿泊場所も必要になります。
大阪近辺で宿泊施設が充実しているのは京都市ですが、訪日客殺到で観光公害が叫ばれるほどの混雑ぶりで、京都市観光協会がまとめた令和6年の客室稼働率は79%に達し、とても万博に客室を振り向ける余裕はありません。
兵庫県には、ホテル・旅館の客室数が4.5万室と多く、令和6年12月の客室稼働率が60%弱です。60%を実質満室の80%に引上げれば、単純計算で1日当たり9000室の余裕があります。
神戸市内のホテルなどは狙い目かもしれません。
そういえば、桜や紅葉のシーズンの京都の宿泊施設がパンクするとき、滋賀県のホテルに宿泊する人が増えましたね。
関西空港(泉佐野市など)と大阪ミナミ(中央区、浪速区)を結ぶ南海電鉄の列車は、多くの訪日客を運んでいます。東海道新幹線が発着するJR新大阪駅(淀川区)では、列車が到着するたびに、訪日客で構内があふれています。
ミナミの戎橋など道頓堀界隈は連日、訪日客で満杯状態だそうです。キタの大阪駅周辺でも、外国人観光者であふれています。
令和7年4月5日の土曜日当日に、飛行機の出発が遅延したため関空着が遅れ、西宮市の自宅に戻れない可能性があったので(午後10時09分までに関空駅を出ないと自宅に戻れません)、当日のホテルをじゃらんで検索したところ、キタやミナミにはもちろん1万円以下のホテルはなく、検索条件を変えて、堺市以南のホテルでも1万円を切ったホテルはありませんでした。
方向を変えてJR和歌山駅から徒歩圏内の東横インが8000円くらいの空室がありました。いざとなったら、和歌山方面の電車に乗るつもりでしたが、結局、間に合って、無駄な支出は避けられました。
大阪万博では、大阪への観光客のさらなる増加が予想されています。
大阪府内のホテル旅館客室稼働率は、令和6年12月時点の観光庁調査で全国トップの80%に達しました。80%という数字は、宿泊業界でほぼ満室を意味するそうです。
令和6年に大阪府を訪れた訪日客は、大阪観光局の推計で約1470万人でした。令和5年を47%、コロナ禍前の令和元年を19%上回って過去最高となりました。
観光庁がまとめた令和6年の大阪府内訪日客延べ宿泊数は、約2530万人泊で、令和5年より35%、コロナ禍前の令和元年より41%多く、宿泊客全体の45%を訪日客が占めています。
その結果、宿泊単価は上がる一方で、大阪府の調査では、令和5年のホテル旅館平均宿泊単価は7765円でしたが、現在(令和7年4月現在)の旅行予約サイトなどの調査によりますと、2倍から3倍高い部屋が出ているそうです。
宿泊施設不足を深刻化させるのは、訪日客の急増だけではありません。
ホテルや旅館の人手不足で、客室すべてを稼働できない施設が多いとされています。多くの宿泊施設で、コロナ禍の間に従業員やアルバイトが職を離れましたが、宿泊客数が回復しても十分に補充できていません。その結果、空室があっても客を入れられないという状態が続いています。
業界全体の人手不足が緩和する兆しは見えません。
大阪市内には、コロナ禍の一段落や万博を見据えてホテルの開業ラッシュが続いています。令和6年は大阪城近くに「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」(中央区)、大阪市役所近くに「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」(北区)などが開業しています。
令和7年にはJR大阪駅北のグラングリーン大阪に「ウォルドーフ・アストリア大阪」(北区)などがオープンしました。令和7年5月には大阪城公園近くで「パティーナ大阪」(中央区)が登場します。
その結果もあり、従業員の奪い合いが激しさを増し、報酬を上げても働いてくれる人がそもそもいないということになっています。
ただ、大阪万博を好機ととらえ、客室の予約枠を出し惜しみする動きも見えています。
一部の部屋だけで予約を受付け、他社の動向を見極めながら、宿泊料金引上げを視野に入れているわけです。
大阪府内の客室稼働率を押上げているのは訪日客ですが、万博開催後は万博の来場客に加え、警備関係者ら万博関連で働く人の宿泊場所も必要になります。
大阪近辺で宿泊施設が充実しているのは京都市ですが、訪日客殺到で観光公害が叫ばれるほどの混雑ぶりで、京都市観光協会がまとめた令和6年の客室稼働率は79%に達し、とても万博に客室を振り向ける余裕はありません。
兵庫県には、ホテル・旅館の客室数が4.5万室と多く、令和6年12月の客室稼働率が60%弱です。60%を実質満室の80%に引上げれば、単純計算で1日当たり9000室の余裕があります。
神戸市内のホテルなどは狙い目かもしれません。
そういえば、桜や紅葉のシーズンの京都の宿泊施設がパンクするとき、滋賀県のホテルに宿泊する人が増えましたね。