雑記帳
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国際司法裁判所、新所長に岩沢裁判官を選出
オランダのハーグにある国際司法裁判所(ICJ)は、令和7年3月3日、新所長に岩沢雄司裁判官を選出したと発表しました。令和7年1月に辞任した(レバノン首相に任命されたため辞任)ナワフ・サラーム氏の後任となります。サラーム氏にの残りの任期である令和9年2月5日までが任期です。再任があり得ます。
岩沢裁判官は、平成30年からICJの判事を務めています。
東京大学の国際法教授や、国連人権委員会の委員長を務めた経歴も持ちます。
第二次世界大戦後、国連に国際司法裁判所が設置されました。
国連の総会や常任理事会などから独立し、国際紛争について判決がなされます。
裁判長を含め、15人の判事により構成されます。
判事の任期は9年、再任することができます。
慣行でアジアから3人、アフリカから3人、中南米から2人、東欧から2人、北米・西欧・その他から5人が選ばれ。また、この15人の中には国連安保理常任理事国5か国の判事が1人ずつ含まれることになっていました。しかし、平成30年に、イギリス出身の判事の後任にレバノン出身の判事が選挙されたため、西欧ほか4名、アジア4名となるとともに常任理事国5か国の判事が1人ずつ含まれる慣行も消滅しました。
日本人の判事をみてみましょう。
日本の国連加盟は昭和31年(1956年)12月18日のことですが、その前から加入していました。
田中耕太郎(1961年-1970年)
小田滋(1976年-2003年)
小和田恆(2003年-2018年。2009年から2012年所長。2018年・中途退官)
岩沢雄司(2018年-。2025年から2027年まで所長)
Google で「icj justice japan」と検索すれば、以下のとおり記載されたページが出ます。
は、常設国際司法裁判所(PCIJ)は、1920年に国際連盟の外部機関として設立された国際司法裁判所(ICJ)の前身です。
PCIJ: Judge ODA Yorozu (1922-1930)
Judge ADACHI Mineichiro (1931-1934: served as President(1931-1933))
Judge NAGAOKA Harukazu(1935-1942)
ICJ: Judge TANAKA Kotaro (1961-1970)
Judge ODA Shigeru(1976-2003)
Judge OWADA Hisashi (2003-2018 : served as President(2009-2012) )
Judge IWASAWA Yuji (2018-)
もちろん、国連安保理常任理事国5か国以外に、これだけ判事を輩出している国はいません。
いかに、日本人の法律家・外交官が、信頼されているかがわかります。
ちなみに、韓国紙によりますと、韓国人のICJ判事は今までいないそうです。
韓国紙は、岩沢雄司がICJの所長になり、赤根智子裁判官が、オランダ・ハーグにあるICC(国際刑事裁判所)の所長を務めていることから、日本と韓国の争いが、ICJやICCに持ち込まれたら(ICCは国家間の紛争解決はしないはずですが)、日本に有利な判決でてしまうと真剣に論じているようです。
なお、韓国の名誉のために付け加えておきますと、ICJに韓国の判事は皆無ですが、ICCの判事は、現職元職をあわせると宋相現判事(元ICC所長)、鄭彰鎬判事、白奇峯判事と3人いるそうです。
また、日本のICC判事は、現職元職を合わせ、齋賀富美子判事、尾崎久仁子判事、赤根智子判事(現所長)と3人とも女性のようです。
岩沢裁判官は、平成30年からICJの判事を務めています。
東京大学の国際法教授や、国連人権委員会の委員長を務めた経歴も持ちます。
第二次世界大戦後、国連に国際司法裁判所が設置されました。
国連の総会や常任理事会などから独立し、国際紛争について判決がなされます。
裁判長を含め、15人の判事により構成されます。
判事の任期は9年、再任することができます。
慣行でアジアから3人、アフリカから3人、中南米から2人、東欧から2人、北米・西欧・その他から5人が選ばれ。また、この15人の中には国連安保理常任理事国5か国の判事が1人ずつ含まれることになっていました。しかし、平成30年に、イギリス出身の判事の後任にレバノン出身の判事が選挙されたため、西欧ほか4名、アジア4名となるとともに常任理事国5か国の判事が1人ずつ含まれる慣行も消滅しました。
日本人の判事をみてみましょう。
日本の国連加盟は昭和31年(1956年)12月18日のことですが、その前から加入していました。
田中耕太郎(1961年-1970年)
小田滋(1976年-2003年)
小和田恆(2003年-2018年。2009年から2012年所長。2018年・中途退官)
岩沢雄司(2018年-。2025年から2027年まで所長)
Google で「icj justice japan」と検索すれば、以下のとおり記載されたページが出ます。
は、常設国際司法裁判所(PCIJ)は、1920年に国際連盟の外部機関として設立された国際司法裁判所(ICJ)の前身です。
PCIJ: Judge ODA Yorozu (1922-1930)
Judge ADACHI Mineichiro (1931-1934: served as President(1931-1933))
Judge NAGAOKA Harukazu(1935-1942)
ICJ: Judge TANAKA Kotaro (1961-1970)
Judge ODA Shigeru(1976-2003)
Judge OWADA Hisashi (2003-2018 : served as President(2009-2012) )
Judge IWASAWA Yuji (2018-)
もちろん、国連安保理常任理事国5か国以外に、これだけ判事を輩出している国はいません。
いかに、日本人の法律家・外交官が、信頼されているかがわかります。
ちなみに、韓国紙によりますと、韓国人のICJ判事は今までいないそうです。
韓国紙は、岩沢雄司がICJの所長になり、赤根智子裁判官が、オランダ・ハーグにあるICC(国際刑事裁判所)の所長を務めていることから、日本と韓国の争いが、ICJやICCに持ち込まれたら(ICCは国家間の紛争解決はしないはずですが)、日本に有利な判決でてしまうと真剣に論じているようです。
なお、韓国の名誉のために付け加えておきますと、ICJに韓国の判事は皆無ですが、ICCの判事は、現職元職をあわせると宋相現判事(元ICC所長)、鄭彰鎬判事、白奇峯判事と3人いるそうです。
また、日本のICC判事は、現職元職を合わせ、齋賀富美子判事、尾崎久仁子判事、赤根智子判事(現所長)と3人とも女性のようです。
ただ、韓国の裁判官は、国際法を無視して判決をしますから、ICJの裁判官にはなれないかと思います。