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雑記帳

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済州航空旅客機事故 エンジン2つ停止しても作動するが 衝突4分前にブラックボックス停止

 令和6年12月29日に、韓国の務安空港で発生したチェジュ航空旅客機事故の原因調査が難航しています。
 事故の原因究明の核心となる航空機のブラックボックスに衝突前の約4分間の記録が保存されていなかった事実が確認されたからです。

 韓国の国土交通部傘下の航空鉄道事故調査委員会は、令和7年1月11日、「米運輸安全委員会(NTSB)がブラックボックスのフライトレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)を分析した結果、事故機がローカライザーに衝突する約4分前から2つの装置ともに資料保存が中断していたことが把握されたと明らかにしました。

 CVRは機長と副機長の操縦室の乗員間の対話のほか、管制官と乗員の交信内容、航空機作動状態の音および警告音などを録音する装置で、FDRは航空機の3次元的な飛行ルートと各装置の単位別作動状態をデジタル、磁気または数値信号で記録する装置です。

 事故機機長は、令和6年12月29日午前8時59分にバードストライクによる「メーデー」(遭難信号)を叫んだ後に復行を通知し、4分後の午前9時3分ごろ滑走路先に設置されたコンクリートで基礎が固められたローカライザーと衝突して2名の客室乗務員を除いて、全員が乗客の大半が死亡しました。

 当時、機体が正確にどのような状況だったのか、操縦士がどのような非常措置を取ったのかなどを確認するためにはブラックボックスの記録が核心だが、関連内容がすべて消えた。
 専門家は、機内の電力供給が完全に中断した状況のためと推定しています。
 ただ、ブラックボックスに記録が保存されていないという話は、あまり聞きません。

 航空機の電源がすべて消えればFDRが記録する内容がないため保存されないという説明のようです。
 ただ、CVRは非常状況で補助バッテリーがあれば10分間ほど録音されますが、この補助バッテリーは平成30年以降に生産された航空機から義務装着となったため事故機にはなかったようです。
 信じられませんね。

 事故原因が解明されなければ、対処のしようがありません。
 済州航空の飛行機は、危険なまま飛ばし続けるということになるのでしょう。
 エアプサンの発火炎上事故がありました。
 韓国のLCCには恐くて乗れませんね。

 日本航空、全日空は、関空・ソウル便を全く飛ばしていません。ヨーロッパならともかく、まさか、行き2時間、帰り1時間半のフライトのために、関空や伊丹から羽田や成田に行って乗り継ぐというのは現実的ではありません。

 日系航空機でソウルに行こうとするとLCCのピーチだけということになります。
 私自身は、ラウンジなど関係でスターアライアンス加盟のアシアナ航空で行くことが多いのですが、やはり恐いですね。
西野法律事務所
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