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2025年バックナンバー

雑記帳

台湾にアメリカ最新鋭エイブラムス戦車が到着

 アメリカが、令和元年に台湾への売却を決定したM1A2Tエイブラムス戦車108両のうち、第1陣となる38両が、令和6年12月16日、台湾北西部・新竹県の湖口駐屯地に搬入されました。
 台湾陸軍の主力戦車は老朽化と旧式化が進んでいて、中国軍による台湾侵攻に備えて最新鋭の戦車を導入します。

 戦車38両は、令和6年12月15日、貨物船で新北市の台北港に到着し、カバーをかけた状態でトレーラーに積載され、駐屯地に次々と運び込まれました。
 行動不能に陥った戦車を牽引するM88A2「ハーキュリーズ」装甲回収車4両も搬入されました。

 M1A2Tエイブラムス戦車は今後、令和7年に42両、令和8年に28両が台湾に到着する見通しです。令和6年の購入の予算総額は約405億2400万台湾元(約1910億円)です。

 現在、台湾陸軍の主力戦車は、1994年~96年にアメリカから計460両購入したM60A3や、450両の台湾製CM11などです。台湾軍関係者の話では、今後、M60A3については能力向上を行い、CM11は段階的に退役させる方針だそうです。
 また台湾の国防部(国防省に相当)は、105ミリ砲を搭載した機動性の高い装輪戦闘車両「装輪戦車」の自主開発も進めています。

 台湾を侵略する国としては中国くらいしか考えられません。
 しわし、台湾海峡が立ちはだかっていて、上陸は容易ではありません。

 そもそも、台湾に中国軍に上陸されるようなら敗北確定で、。戦車というか陸戦に備えること自体が無駄であり、それより戦闘機や護衛艦を増やせという陸上戦力不要論があります。
 しかし、これは「極論」です。

 台湾侵略のため、上陸作戦を成功させるには守備側の3倍の兵力が必要とされます。
 台湾に戦車がある場合、敵侵攻部隊も相応の数の戦車を用意する必要があります。
 1両約50トンもの戦車を数百両も海上輸送する強襲揚陸艦を準備し、かつ護衛の戦闘艦艇もそろえなければなりませんし、制空権確保も必要となるなど侵略側は多大な負担を強いられます。
 それが「抑止力」につながるということです。

 戦車には3つの特徴があります。
 大砲による攻撃力、装甲による防御力、キャタピラによる機動力です。
 大砲による攻撃力は、戦車砲が、「戦車以外」の装甲車を撃ち命中すれば、撃破可能です。
 装甲による防御力は、戦車砲で撃たれても大丈夫(正面ではなく、側面背後は若干脆弱です)というくらいです。
 キャタピラによる機動力は、でこぼこした地形でもストップしたり、転倒したりせずに走れます。
 対戦車兵器(戦車ミサイルや対戦車ロケット)を使うことで歩兵でも戦車を撃破可能です。
 しかし、対戦車兵器(戦車ミサイルや対戦車ロケット)を装備した対戦車部隊は、機動力がないことから、銃で装備した歩兵に劣ります。
 戦車は、もちろん、歩兵に勝ります。

 戦車、対戦車部隊、歩兵は、じゃんけんの「石」「はさみ」「紙」、どれかを欠くと、戦術上「まずい」ということになります。
 双方、すべてをそろえて戦うことが当然の前提となります。
 戦車がないと、単に、敵方の多数の歩兵だけで敗戦となってしまいます。
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