本文へ移動

2025年バックナンバー

雑記帳

小型モジュール炉とAI

 日本原子力研究開発機構・小型モジュール炉(SMR)開発の動向と原子力機構における新型炉開発の取組

 SMRとは、従来の電気出力1000MW級大型原子炉に比べ、1基あたりの電気出力が概ね300MW以下の原子炉であり、主に以下に示す特長を有することが期待されています。

1 「小型で低出力」であることを活かし、事故時に原子炉が「自然に止まる」、「自然に冷える」といった固有・受動の安全性が高まります。
  また、これにより、安全系設備の簡素化・系統数削減が可能となり、故障や人為的ミスによるリスクの低減や建設・保守コストの削減が可能になります。
2 工場生産性
  工場でのユニット(モジュール)製造、トラック等による運搬、建設地での据え付け・組み立てを行うことで、品質の維持・向上、工期の短縮及び建設コストの削減が見込めまする。
3 柔軟性
  送電網が未発達な地域にその土地の電力需要に応じた原子炉を設置できます。
  また、蓄熱設備等の熱利用設備との併設により機動的な電気出力制御が可能になり、再生可能エネルギーの出力変動を調整する脱炭素電源となることに加え、水素製造プラント及び産業や地域への熱供給源としても利用できます。
  SMRは安全性向上や立地・運転・利用に関する柔軟性等の社会ニーズに対応できる可能性のある有望な選択肢として期待される一方で、その多くは開発の途上段階にあり、SMRの社会実装を実現するためには、期待される特長を持つことを実証する必要があります。
  また、非軽水炉型のSMRについては、既存の軽水炉と炉型が異なるため、安全基準の確立も重要な課題です。さらに、SMRは小型であるが故に、大型原子炉に比べ1基あたりに得られる収益が少ない傾向があります。SMRの普及に向けた課題として、いわゆるスケールメリットを生むために、多数基の導入が見込める大きな市場の必要性が指摘されています。


 AI開発や運用には多くの電力が必要です。
 まず、AI産業の基盤となるデータセンターを稼動するためには、一般データセンターの6倍水準の電力が必要となります。
 データセンターは、大規模なデータを保存・処理するサーバーが数千台以上集まっている施設であり、また、24時間稼動するとともに、室内の冷却・湿度調節が重要で、絶えず電気供給が必要なため「電気を食べるカバ」と呼ばれています。

 国際エネルギー機関(IEA)は、世界中のデータセンター、AI関連の電力消費量が令和4年の460テラワット時(TW/h。テラは「1兆」)から令和8年には1050テラワット時(TW/h)まで増えると見ています。
 ちなみに、グーグルで検索する際に必要な電力は平均0.3ワット時(W/h)ですが、生成AIのチャットGPTで検索すると約10倍の2.9ワット時(W/h)が必要となります。

 ただ、電力が必要だからといって、石炭のような化石エネルギーに頼ることもできません。
 代案として再生エネルギーと原子力が浮上する中、原子力に対する関心と期待が共に大きいとされています。発電所の寿命も原子力は40~60年ですが、風力は20年、太陽光は30年です。
 そこで、脚光を浴びているのが、電気出力が、大型原発(1000MW)より小さい300MW以下で小さいミニ原発といわれる小型モジュール原子炉(SMR)です。
 電気出力が、大型原発(1000MW)より小さい300MW以下で小さいミニ原発だ。必要な電力を得るほどの大きさで製作することができ、空間使用を最小化できます。
 放射線非常計画区域の半径も大型原発(30キロメートル)の100分の1の300メートル水準ですみます。
西野法律事務所
〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満2-6-8堂ビル407号
TEL.06-6314-9480
 FAX.06-6363-6355
 
お気軽にご相談下さい
電話による法律相談は行って
おりません(土日祝日休)
9時~12時 1時~5時30分

Since June 5th. 2007

 
TOPへ戻る